山城選手は「いい順位で指名をいただいて非常にうれしい気持ちです」と喜びの声を挙げた
山城選手の投球スタイル
山城選手は174センチ、70キロの細身の体格でありながら、興南高等学校時代にはオリックス・宮城大弥選手を彷彿とさせるスリークオーター投法から最速154キロの直球を投げるスリークオーターからの投球とは、腕を肩の高さで振り下ろす投げ方のことで、ボールに与える回転や角度が特長だ
さらに、カットボールやツーシームを含む5種類の変化球を巧みに操り、緩急を使った投球が彼の強みとなっている
大学時代の成績と成長
今春のリーグ戦では防御率1.39を記録し、最優秀防御率のタイトルを獲得した侍ジャパン大学代表にも選出された経験があるが、今秋は5試合で2敗を喫し、成績が振るわなかった
しかし、ドラフト直前に行われた青学大との試合では、最速149キロを投じ、6回2/3を投げて被安打6、奪三振8というハイパフォーマンスを見せ、自責点はゼロと素晴らしい内容だった
指揮官の正村公弘監督も「秋で一番よかった」と高く評価している
巨人での期待と抱負
今季、巨人は左腕先発投手不足に悩まされており、山城選手の加入はチームにとって大きな戦力となる阿部監督は「素晴らしいポテンシャルを持っている」と期待を寄せ、「エンジンはそんなに大きくないが、150キロは超えてくる」とその能力を称賛した
山城選手自身も「細身ですが、キレのある真っすぐや緩急を使えるところを見てほしい」と意気込みを語った
沖縄出身の野球選手として
沖縄県出身の山城選手は、小学校の頃から1軍の那覇キャンプを訪れることが多かった彼は「キャンプのメンバーに選ばれるように体をしっかり作って、応援してもらえるよう頑張ります」と地元への想いを語り、先発ローテーション入りを目指す意欲を示した
| 名前 | 生年月日 | サイズ | 球種 | 憧れの選手 |
|---|---|---|---|---|
| 山城京平 | 2003年9月20日 | 174cm, 70kg | 最速154キロの直球、カーブ、スライダー、カットボール、ツーシーム、チェンジアップ | 宮城大弥 |
山城京平選手がプロ野球ドラフトで巨人から3位指名を受けたことは、彼の優れた投球能力を裏付ける結果です。特に、彼の多様な球種とスリークオーター投法は、進化するプロ野球界において非常に重要です。巨人の先発投手としてどのように成長していくか、期待が高まります。
キーワード解説
- スリークオーターとは?投手が腕を肩の高さで振り下ろしてボールを投げる投球スタイルのことです。
- カットボールとは?ボールが進む方向で回転を変え、打者が判断しづらくなる変化球の一種です。
- ツーシームとは?ボールが進んでいる途中で方向が変わり、通常の直球とは異なる軌道を描く球種のことです。

