特に注目を集めたのは、工藤泰己投手(22)が広島から4位、同大学の高谷舟投手(22)がオリックスから5位指名を受けたことである
また、札幌日大の窪田洋祐外野手(18)がオリックスから4位指名を受け、道内の高校・大学からの支配下指名は合計で10人となり、2005年の7人を上回る結果に
育成選手を含めると、指名を受けた人数は15人と、昨年の10人を上回り道内では過去最高となった
工藤泰己選手の驚くべき成長過程
工藤選手は、最速159キロの速球を武器に持つ投手で、大学日本代表候補にも選ばれるほどの実力を誇る彼のプロ入りまでの道のりは決して平坦ではなかった
北海学園大に入学するまで、キャッチャーとしてのキャリアを重ねていたが、平川敦監督から「キャッチャー向いてないからクビだ」と告げられ、ポジション変更を余儀なくされた
それでも工藤選手は、未練を持たずすぐに外野手への転向を決意
大学での食事管理とウェートトレーニングを通じて、球速を飛躍的に向上させることに成功した
選手たちの心情と今後の展望
指名を受けた工藤選手は「一緒に喜ぶべきか考えたが、ライバルになる存在なので、喜びました」と、嬉しさを隠しきれない様子を見せる一方、チームメートの高谷選手も「二人でプロのスタートラインに立てたことは必然的」と語り、今後の対戦を楽しみにしている様子だった
北海学園大の他の選手たちも、育成に向けて切磋琢磨しながら成長を続けており、プロの舞台でどれだけの活躍ができるか楽しみである
今回のドラフトで北海学園大から3人が指名を受けたことは、北海道の野球界にとって非常に意義深い出来事です。選手たちがそれぞれ異なるバックグラウンドを持ちながらも、共に成長してきた結果が実を結び、今後のプロ野球での活躍が期待されます。
キーワード解説
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