プロ野球ドラフト会議でHonda鈴鹿の田中大聖投手が千葉ロッテに指名
2025年10月23日、東京都内で開催されたプロ野球の新人選手選択(ドラフト)会議で、Honda鈴鹿の田中大聖(やまと)投手(23)が千葉ロッテマリーンズに7位で指名されました田中投手は三重県鈴鹿市住吉町の合宿所で同僚と共に中継を見守っており、指名された瞬間には「ほっとした」とコメントしました
彼は今後は目先の結果だけでなく、1年間通してパフォーマンスを維持したいと意欲を示しました
田中投手の経歴
田中投手は大阪府出身で、山形・鶴岡東高では3年時に夏の甲子園に出場しましたが、自身は控え選手であったため出場機会には恵まれませんでした「努力したけど試合に出れず、ここで終わりかな」と考え、専門学校への進学を検討していたところ、両親からの励ましを受けて野球を続ける決意を固めました
大学時代の活躍
その後、近畿学生リーグ2部の太成学院大に進学し、投手と外野手の二刀流としても活躍しました2024年にはHonda鈴鹿に入社し、投手に専念
主に中継ぎや抑えとして起用され、特に今年6月の都市対抗東海地区2次予選では自己最速の157キロを記録し、多くの観客を驚かせました
プロでの目標と意気込み
田中投手はプロでの目標に「160キロと新人王」を掲げています彼は「挫折して野球をやめる選手もたくさんいるが、本当に地道に努力すれば、どこかでは必ずつながってくると思う
みんなの指標になるような選手になりたい」と強い意気込みを見せました
田中大聖投手のプロ野球ドラフトでの指名は、多くの若い選手に夢と希望を与える出来事です。特に、彼の過去の挫折からの復活や、両親の支えがあったことは多くの人々に勇気を与えるでしょう。田中投手が今後どのように成長していくのか、そして目標を達成できるかどうか、大きな期待が寄せられています。
キーワード解説
- ドラフトとは?:野球のプロ選手を選ぶための制度で、各チームが希望する選手を指名することができる仕組みです。
- 二刀流とは?:一人の選手が投手と野手の両方でプレーすることを指し、特に近年では大谷翔平選手が有名です。
- 自己最速とは?:アスリートがこれまでに出した最高の記録を指します。田中投手は157キロを記録しました。

