近江高からドラフト5位で入団した彼は、これまでのキャリアとは一転して、今季は中継ぎとして49試合に登板し、驚異の成績を残した
山田選手の初年度はわずか3試合、昨シーズンは13試合で防御率6.75と、期待に応えられない結果が続いていたが、3年目の今季はその努力が実を結んだ
3月29日、開幕2戦目の試合で自身初の一軍昇格を果たし、4月3日の楽天戦でデビューを果たすと、そこでの投げっぷりの良さと強い真っすぐ、そして多彩な変化球を駆使し、打者を打たせて取るスタイルで存在感を示した
デビュー戦から15試合連続で無失点を記録するなど、その安定感で首脳陣の信頼を勝ち取ると、要所での起用も増加
5月17日のオリックス戦では初勝利、7月29日には同戦で初セーブを記録し、シーズンを通して49試合に登板し、3勝3敗、17ホールド、1セーブ、防御率2.08という素晴らしい成績を収めた
しかし、1シーズン通じて結果を出し続けることは決して容易ではない
山田選手は「疲れやケガはみんな抱えている
それをいかにプレーしながら治すかが重要」と語り、交代浴や十分な睡眠を取り入れて、コンディションを整えることに努めた
彼は「その日の疲れはその日のうちに解消し、次の日はフレッシュな状態で挑むことを心掛けていました」と自身のマインドセットを明かした
来季に向けて、山田選手は「球速アップ」を課題に挙げ、自身の成長を希望
「活躍が1シーズンだけで終わってしまったらダメ
来年以降も今年以上に活躍できるように必死で挑みたい」と、次なる目標を見据えている
山田陽翔選手のAnnual ReportやHolds記録に注目が集まる中、その取り組みが公にされることで今後の成長に期待が寄せられています。特に、コンディション管理の重要性を強調する姿勢は、多くの選手にとっても参考になるでしょう。また、今後の活躍に向けた意欲も感じられ、ファンからの期待も高まっています。
キーワード解説
- 中継ぎとは?:中継ぎは、プロ野球において先発投手が登板した後に試合の流れを引き継ぐ投手のことを指します。試合の中で重要な局面を任されることが多く、チームにとって重要な役割を担っています。
- 防御率とは?:防御率は、投手の成績を示す指標で、投手が投げたイニングに対する失点数を表します。数字が低いほど、投手としてのパフォーマンスが良いことになります。
- ホールドとは?:ホールドは、投手が試合終了時に自チームが勝っている状況で登板し、後続投手にランナーを残さずに試合を終えることを指します。この成績も投手の能力を示す重要な指標です。
- セーブとは?:セーブは、投手が試合の終盤で登板し、勝利を確定させる役割を果たした時に記録される成績です。これも、投手の重要な役割を示す数字です。

