末包昇大、外野手争いを勝ち抜くための“コンパクト打法”を習得

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2025年10月25日、広島のマツダスタジアムにて行われた秋季練習で、外野手の末包昇大(29)が新たに“コンパクト打法”を習得し、激化する外野手争いでの生き残りを誓った

このコンパクト打法とは、テイクバックを小さくすることで、スイングの効率を向上させる打撃スタイルである

末包選手はこの新技術を取り入れることで、今シーズンの成績をさらに向上させる計画を持っている

秋季練習では、近年のプロ野球界において外野手ポジションへの新たな採用も増え、特に23日のドラフトでは仙台大学から即戦力の平川蓮(21)が1位指名され、外野手の競争が一層激しくなる見込みだ

末包選手は、「新しい選手が入ってきても、自分が結果を残さない限り試合には出られない」という強い決意を語った

チーム内にはすでに実力者が揃っており、末包は「アキさん(秋山)、野間さん、中村奨成など、多くのライバルがいる

自分が目立つためには、今の時期をしっかり過ごさなければならない」と語り、連覇を狙う態勢を整えつつある

実績として今シーズンは自己最多の123試合に出場し、11本塁打、62打点を記録したが、打率は.243に留まった

この数字を改善するためには、コンタクト率を上げることが必要だと自覚している

コンタクト率とは、バットがボールに当たる割合を示す指標で、これを改善することで打率や本塁打数が向上する可能性がある

また、自己分析を行い「惜しいファウルが多く、自分のバッティングにズレがあった」と反省し、名選手の佐藤輝選手を参考にしながら、無駄のないスイングを目指しトレーニングを続けている

末包選手はこの日、シート打撃で7打席に立ち、6打数3安打の成果を上げた

彼は毎年、危機感を持って練習に励んでおり、来季には進化した姿を見せることを誓っている

末包選手の意気込みと、新しい打法の習得に向けた努力は注目に値します。若手選手が加入する中で、自身の立場を確立するための挑戦は、他の選手にも刺激を与えることでしょう。外野手の競争が激化するなかで、末包選手が次のシーズンにどのような成長を遂げるのか、今から楽しみです。
キーワード解説

  • コンパクト打法とは?バッティングにおいて、テイクバックの動きを小さくすることで、スイングのスピードを上げ、ボールに当たる確率を高める打法を指します。
  • テイクバックとは?バッティング動作において、バットを後ろに引く動作のことを指します。テイクバックを小さくすることで、スイングの効率が向上します。
  • コンタクト率とは?バッターがボールにバットを当てる割合のことで、これが高いほどヒットや本塁打が生まれやすくなります。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。