全九州大学野球選手権、九共大が北九大と引き分け

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2025年10月26日、福岡・今津運動公園で行われた全九州大学野球選手権準々決勝において、九共大と北九大が対戦し、7-7の引き分けに終わりました

先発投手としてマウンドに上がった九共大の稲川竜汰(4年・折尾愛真)は、ソフトバンクからドラフト2位指名を受けた注目の若手選手です

しかし、試合中には一時的な雨に見舞われる悪条件の中で、制球に苦しみ、4四死球を出しました

特に四死球(四球と死球)は、相手に無償で出塁を許すことから、投手にとって頭の痛い問題です

その結果、稲川は5回を投げて6安打4失点という成績で降板しました

試合が進む中、九共大は北九大に追加点を許し、敗色が濃厚になる局面を迎えました

しかし、9回に突入し、5―7という状況で2死満塁の場面が訪れました

そこで麻上桜雅(2年・自由ケ丘)が右前に起死回生の2点同点打を放ち、試合は7-7に

麻上選手は、勝利への強い思いを持ってバットを振り、ボールが抜けた際には「絶対に負けられないとバットを振ったらボールが抜けてくれた」と喜びを語りました

結局、試合は日没のため引き分けとなり、27日に再試合が行われることが決まりました

稲川選手は試合後、「調子は悪くなかったが、投げづらいところがあった

再試合では全員でやるしかない

気合で行きます」と気持ちを切り替えていました

今回の九共大と北九大の試合は、ドラマチックな展開に満ちた試合でした。九共大は一時敗色が濃厚になるも、最後に素晴らしい逆転劇を演じ、引き分けに持ち込むことに成功しました。麻上選手の活躍が特に印象的で、まさに「起死回生」の言葉が似合う場面でした。また、再試合に向けて選手たちの気持ちが一層引き締まることでしょう。
キーワード解説

  • 全九州大学野球選手権とは?全九州大学野球選手権は、九州地域の大学チームが競うトーナメント形式の大会で、毎年多くの観客を魅了しています。
  • ドラフトとは?ドラフトは、プロ野球チームが選手を指名するセレモニーで、将来のスター選手を育てるための重要なプロセスです。
  • 制球とは?制球は、投手がどれだけ正確にボールを投げることができるかを表し、野球では非常に重要な要素です。
  • 四死球とは?四死球は、四球(ストライクを投げられずに歩かせる)や死球(投げたボールが打者に当たること)を合わせたものを指し、投手の課題として考えられます。
  • 起死回生とは?起死回生は、ピンチを乗り越えるすばらしい行動を指し、スポーツでの劇的な逆転劇によく使われる表現です。

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