初回には一死二、三塁のピンチを迎え、佐藤輝選手に右前適時打を許すも、その後は途端に立て直し、2回以降は相手打線を封じ込めた
上沢投手は150キロ前後の直球とカットボールを駆使し、6回を投げて5安打、1失点という圧巻の内容で、7奪三振を記録した
「初回に失点したが、その後にみんなが逆転してくれたので、なんとか最少失点で抑えることができた」と、安堵の表情を見せた
試合の序盤から全開で臨み、「初回から全力で行こうと思ったので、三振が増えたのはそのためだ」と語る上沢投手
阪神ファンの熱狂的な応援に動じることなく、しっかりと役割を果たした
「最初の1点を抑えることが大事だった
新鮮な経験だった」とも言い、阪神ファンの声援を気に留める様子が見受けられた
打線も好調で、2回までに9点を奪い、上沢投手にとっては大きな支えとなった
特に2回には山川選手がダメ押しとなる3ランを放った
「僕の仕事は抑えること
点を取ってもらって嬉しいが、気持ちを変えずに投げ続けることが大事だ」と冷静に分析した
上沢投手は7回もマウンドに立ちたかったが、小久保監督から次回の登板を見据えて交代を告げられた
「点差があるので、ブルペンの人数を少なくした方がチームにとって良いと考えた
自分も少し疲れてきたが、チームのためにできるだけ頑張りたかった」と、監督とのやり取りを振り返った
今回の試合で上沢投手は素晴らしいピッチングを披露しました。彼の選択した球種や立ち上がりのメンタルの強さは、後の試合にも良い影響を与えるでしょう。特に試合状況に応じた判断力は、今後の彼の成長に期待がかかります。
キーワード解説
- カットボールとは？直球に対して、スピンをかけて横に切れるように曲がる球種のことです。打者にとって打ちにくい球で、効果的に三振を取る際に使われます。
- 奪三振とは？投手が打者を三振に仕留めることを指します。ヒットや四球を許さず、アウトを取る重要な指標です。
- ブルペンとは？試合中に控え投手が投球練習を行う場所で、先発投手が打ち込まれた場合の緊急対応が求められます。
