社会人ナンバー1左腕、竹丸和幸が巨人ドラフト1位指名に至るまでの軌跡
2025年10月26日、巨人は今年のドラフトで社会人ナンバー1左腕、竹丸和幸投手(23)が単独1位指名を受けることを発表したこの明確な区切りは、竹丸にとってまさに人生の転機である
竹丸は昨年秋に先発転向し、そこから才能が開花したことが評価され、巨人からエールを送られた
竹丸選手は、鷺宮製作所に所属し、チームメイトや指導者に支えられながら急成長を遂げた
巨人・阿部監督は「何とかローテーションに入ってほしい
即戦力として期待している」と言及し、その将来性を感じさせている
竹丸自身は「プロの試合をあまり見ていなかったので少し戸惑っている」と、自身の立場に対する驚きも見せていた
竹丸の野球キャリアを振り返ると、高校時代には3番手投手として目立つことはなかった
広島・崇徳高校時代の彼は「多くの優れた選手がいる中で自分はプロになれるとは思えなかった」と語る
しかし、應武篤良監督からの一言で進路を見直し、城西大学への進学を決めた
大学では主に抑えとしてプレーしながらも、4年春にはチームが13季ぶりに1部に昇格するという快挙に貢献した
大学卒業後、竹丸は鷺宮製作所に入社
1年目に先発投手として起用されることで、それまでのキャリアの大きな転機を迎えた
体重を増やし、ウエートトレーニングによって球速も向上させ、平均球速の向上を実現
指揮を執る幡野一男監督もその成長を驚きを持って見守っている
また、竹丸選手自身も「自覚を持って努力し続けた結果が、このような形になった」と振り返り、スカウトからの注目も集まるようになった
今年に入ってからスカウトが試合を視察しに来るようになり、自らの成長を実感している様子だ
高校時代には3番手投手として挫折を経験しながらも、困難を乗り越えてプロの道を開いた竹丸和幸選手
その才能が巨人でどのように発揮されるのか、今後の活躍に期待が高まる
竹丸選手の成長ストーリーは、多くの人に励ましを与えるものです。高校時代の厳しい体験を経て、才能を開花させた彼の努力は、夢に向かう全ての若者に希望を与えてくれます。巨人でのプレーを通じて彼がどのように成長し続けるのか、注目されるでしょう。
キーワード解説
- ドラフト:プロ野球選手を選ぶための選抜会議で各球団が新人選手を指名する制度。
- 先発転向:これまでリリーフ(試合後半に登板する投手)として活躍していた投手が、試合の初めから投げる先発投手としての役割を果たすようになること。
- ウエートトレーニング:筋力やパフォーマンスを向上させるために行うトレーニング。重いものを持ち上げることで筋肉を鍛える。
- 即戦力:プロの試合ですぐに使えるレベルの選手。または、即戦力として期待される選手のことを指す。

