記録は5分34秒で、他の新人選手を圧倒して見事に1位を獲得した
この日は、新人選手10名による合同トレーニングであったが、スタート時点ではドラフト1位指名の石塚裕惺内野手(花咲徳栄)がリードしていた
しかし、身長188センチ、体重91キロの堀江が後半に入るとスピードを上げ、そのままラストスパートをかけた
結果としては、石塚選手に18秒の差を付け、完全勝利を収めた
優勝インタビューでは、堀江選手が「いつもジャイアンツは新人合同トレーニングで1500メートル走を行うことは知っていた
担当スカウトからも準備するように言われていたので、自分はしっかりと準備をしていた」と語る
そして、彼は「自分は育成選手なので、ここで存在感を示さないと同期に追いつけない
スタートラインが違うので、アピールしようと思っていた
1番になれてうれしい」と喜びを表現した
「やるからには1番を取りたかったし、石塚選手も負けず嫌いなのは分かっていた
勝ちたい気持ちが強かったので意識しながら走った」と、競争心も見せる堀江選手
さらに、じっくりと体づくりを進めてきた背景も語った
彼の最速直球は147キロ
高校時代から日々ポール間走を最低10本、冬場には1日10キロ以上のランメニューを自ら課していたという
球種にはスライダー、カットボール、チェンジアップ、カーブ、フォークと多彩に揃えており、「一番の武器は変化球
他の投手には負けない自信がある
直球と変化球のコンビネーションを見てもらいたい」と意気込む
堀江正太郎選手のパフォーマンスには、彼の強い競争心と自己管理能力が反映されています。新人選手同士のトレーニングで1位を獲得し、自身の存在をアピールすることができたのは、これからの彼の成長において重要なポイントになると考えられます。
キーワード解説
- 育成選手とは?:育成選手とは、プロ野球チームが育成目的で選手を契約するもので、本契約に比べて条件が異なる場合があります。
- 直球とは?:直球とは、特にスピードを重視したボールの投げ方で、投手の基本的な武器の一つです。
- 変化球とは?:変化球とは、直球に対して球速のほかに、曲がり方やスピンが違って見える球種のことで、選手が打者に対して優位に立つための重要な要素です。