特に注目されているのが、選手ロッカーから持ち込まれるスピーカーによる音楽の導入だ
今回は、これがどのように選手たちのパフォーマンスに影響を与えるのかを探ってみたい
新たな練習スタイル
選手の中で目立つのは、山川選手が持参する高さ約70センチの巨大スピーカーだ彼は自らのスマートフォンに接続し、「湘南乃風」や「GReeeeN」などの平成ヒットソングを選曲し、練習中のドームにその音楽を響かせる
こうした音楽に合わせることで、選手たちは気分を高め、良いパフォーマンスを引き出すことを期待できる
音楽がもたらす影響
メンタルパフォーマンスコーチの伴氏によると、音楽は選手のパフォーマンスに「間接的に影響を与える」とのこと暗い気分だとパフォーマンスが落ちやすいが、好きな音楽でテンションを上げることによって、出力が上がり、良い練習ができる可能性が高まるという
無音の環境では逆に緊張感が高まるため、音楽が気持ちを和らげる役割を果たす
選手同士の音楽対決
音楽の導入は山川選手だけに限らず、他の選手も試みている例えば、栗原選手は練習時に自らスピーカーを使い、お気に入りの曲を流すことで集中力を高める
また、川瀬選手の登場曲「YAH YAH YAH」はファンによる大合唱が生まれ、勝利を呼ぶ「魔曲」として知られている
短期決戦の重圧と音楽の役割
ポストシーズンの緊張感の中で、音楽の存在が選手たちにとって精神的な支えとなっている栗原選手によると、音楽は気持ちを整えるために重要な存在であり、多くの選手が試合に臨む姿勢を高める道具として利用している
音楽の導入が選手のパフォーマンスに与える影響についての取り組みは、非常に興味深いものである。特にポストシーズンという緊張感のある状況では、選手たちの心を和らげ、集中力を高めるための重要な要素になるかもしれない。
キーワード解説
- メンタルパフォーマンス：メンタル面のパフォーマンス、心理的状態が身体能力に影響を与えること。
- 登場曲：選手が試合中に使用する曲で、ファンに親しまれ、選手の気分を高める役割を果たす。
- ポストシーズン：プロ野球のシーズン終了後に開催される、プレーオフ形式の大会。
