2025年オフ、埼玉西武ライオンズが選手構想外を発表
プロ野球の世界では、毎年行われるドラフト会議によって新たな才能が誕生する一方、選手の入れ替えも避けられない現実があります特に、戦力外通告などで多くの選手がチームを去ることになり、選手間の“血の入れ替え”が行われることもあります
2025年オフには、埼玉西武ライオンズが数名の選手を構想外として扱うことが発表されました
水上由伸選手の経歴と今季の成績
埼玉西武ライオンズで戦力外通告を受けた選手の中でも、水上由伸選手は特に注目されます彼は右投げ右打ちの投手で、身長176cm、体重79kg、1998年7月13日生まれです
彼は帝京三高を経て四国学院大学から2020年に育成選手ドラフトの5位で西武に入団しました
水上選手はルーキーイヤーから注目を集め、デビュー戦から17試合連続無失点を記録し、ブレイクの兆しを見せました
2022年には60試合に登板し、4勝4敗31ホールド、防御率1.77という素晴らしい成績を収め、最優秀中継ぎ投手に輝きました
そして新人王も獲得しました
しかし、2023年以降は球速の低下に悩むことになり、一軍での登板数が激減しました
プロ5年目の2025年には一軍で5試合に登板し、防御率は0.00を記録していますが、被打率が.350とあったため、首脳陣の信頼を得ることができませんでした
二軍では27試合に登板し、1勝1敗5セーブ、奪三振率9.42、防御率1.26と良好な成績を残しているものの、6月以降は一軍登板がないままでした
水上選手はタイトル獲得からわずか3年で、再び非情な現実に直面することになります
今回の埼玉西武ライオンズによる水上由伸選手への戦力外通告は、プロスポーツ界の厳しさを物語っています。若手選手でも、常にそのポジションを確保するために戦う必要があります。水上選手は過去に素晴らしい成績を残した選手であるだけに、ファンにとっても残念なニュースですが、選手にとっては新たなスタートの機会でもあると思われます。
キーワード解説
- 戦力外通告とは?:選手が所属チームから契約を解除されることを指し、選手のキャリアに大きな影響を及ぼす。
- ドラフトとは?:プロ野球選手を募集するための制度で、各球団が選手を指名することによって新たな才能を加えたり、補強を行う。
- 優秀中継ぎ投手とは?:試合中に先発投手の後に登板し、試合を持ちこたえ、特に良い成績を残した投手のこと。

