発表は、27日に行われた「みやざきフェニックス・リーグ」での監督業務を終えた翌日に行われ、ファンや関係者を驚かせる事態となった
桑田監督は昨年から2軍監督に就任し、今季はイースタン・リーグで優勝を果たすなど手腕を発揮した
しかし、1軍の成績は厳しく、阪神にリードを許し3位に終わった後、クライマックスシリーズ(CS)でもファーストステージで早々に敗退した
このオフ、チームは体制の見直しを図る中、桑田監督もフロントからの誘いを受けたが, それを断念し退団を決める動きとなった
桑田監督は2021年に1軍投手チーフコーチ補佐として復帰し、08年の現役引退以来での巨人復帰で、選手への指導力を発揮してきた
野球理論の深化を図るため、早稲田大学と東京大学大学院でスポーツマネジメントや動作解析を研究し、選手の特性を見極めた育成方法で多くの投手を成長させてきた
特に、昨季はルーキーで抑えとして起用された大勢を新人王に導いた実績があり、今季は不振の投手たちに的確なアドバイスを提供し、再生へと導く役割を果たした
また、トミー・ジョン手術を経験した投手たちのケアにも積極的に取り組んできた
さらに、14日には二岡智宏ヘッド兼打撃チーフコーチも退団し、加藤健2軍バッテリーコーチの退団も発表されている
今季のV逸やCSの敗退を受けて、巨人は大きな変革期を迎えているといえる
今季限りでの退団を決意した桑田2軍監督の判断には、さらなる成績向上への思いや、チームの変革に対する責任感が表れている。特に近年の巨人はフロントの組織や監督人事が頻繁に見直されており、今後の指導者選びが注目される。
キーワード解説
- 桑田真澄とは?:桑田真澄は元プロ野球選手で、読売ジャイアンツの投手として活躍した。引退後はコーチ業を務め、指導者としても実績を積んでいる。
- イースタン・リーグとは?:プロ野球の2軍チームが参加するリーグのことで、若手選手の育成や実績を積む場として重要な役割を果たす。
- クライマックスシリーズ(CS)とは?:日本プロ野球におけるポストシーズンのプレーオフ制度のことで、セ・リーグとパ・リーグの各チャンピオンが日本シリーズ進出を目指して戦う。

