この試合において、先発ローテーションの一員である遥人投手（29）がアクシデントに見舞われ、畠は試合の流れを変える重要な役割を担うこととなった
緊急登板の背景
試合中、5回にはソフトバンクの周東選手の打球が遥人投手の肘付近に直撃するアクシデントが発生この場面で、阪神は1点を追う形となり、ランナーが一、二塁の状態にあった
通常は桐敷投手や湯浅投手が2番手として待機していたが、急遽、畠がブルペンで肩を作り出し、ピンチを受け持つことになった
ピンチを切り抜けた畠の投球
畠は1死満塁の非常に厳しい状況で登板先頭の柳町選手には左犠飛を許すも、続く山川選手には四球を与え、さらに満塁のピンチを迎えた
しかし、畠は冷静さを保ち、栗原選手を2ストライクに追い込むと、144キロの直球でファウルチップ三振を奪った
この瞬間、畠はガッツポーズを決め、チームメイトとファンに士気を高めた
試合を通した畠のパフォーマンス
現役ドラフトを通じて巨人から移籍してきた畠選手は、今季前半は右手中指の故障で出遅れるも、9月3日の中日戦で1軍初登板を果たしたその後、レギュラーシーズンで12試合を無失点で終了
そして、日本シリーズの第2戦でも無失点の活躍を見せている
阪神・畠選手の緊急登板は、彼の成長を示すものでもあった。故障を経ての復帰以降、クローザーとしての存在感を見せつけ、チームに欠かせないピースとなっている。その冷静さと技術は、今後の大舞台でも十分に期待できる。
キーワード解説
- ピンチとは？：絶対に失点を許したくないような厳しい状況のこと。
- ガッツポーズとは？：嬉しさや意気込みを表現するために腕を上げる行動。
