鍬原拓也、大きすぎた周囲の期待「本当にしんどかった」
プロ野球選手の鍬原拓也氏（元巨人）、7年間にわたる現役生活を振り返り、様々な感情を吐露した彼は2017年にドラフト1位指名を受けて中大から巨人に入団したが、2024年に現役引退を決意し、最後の年をソフトバンクの育成選手として過ごした
「正直、あれを続けていればよかった」と語る彼の言葉からは、入団当初から抱えていた周囲の期待についての重圧が伺える
鍬原は「期待をかけるのは球団も同じだった」と説明し、具体的にはドラフト指名された年にGMに就任した鹿取義隆氏から贈られた特別な日記についても触れた
特別な日記の存在
鍬原が受け取ったその日記は「TEN YEARS DIARY」と名付けられ、10年間分の日付が記入できるようになっていた彼は、この日記に日々の投球感覚や練習内容を記録し、自己成長を図ろうと努力していた
ところが、1年目のオフにハワイで自主トレ中にその日記を持参するのを忘れ、それが日記を書くモチベーションの低下につながった
鍬原は「人間は1週間のうち7割は忘れる」と語り、気づきを記録することの重要性に気づきつつも、それが続かなかったことを悔いている
引退決断の背景と今後の展望
現役生活を振り返る鍬原は、「あの時やっておけばよかった」と後悔の念を抱えている様子だった彼は引退を決断した後、ソフトバンクの広報担当として新たなキャリアを築くことを選択した
鍬原は日記を実家に保管しながら、その体験を今後の仕事に活かしていく考えを示した
鍬原拓也氏のインタビューからは、周囲の期待に対する重圧や自己成長のための努力が浮き彫りになっています。彼の経験は、多くのアスリートや若者にとって、成功だけでなく、成長の重要性を教えてくれるものです。
ネットの反応
巨人のドラフト1位選手がプロ野球生活を7年で終えることになり、多くのファンや関係者がそのニュースに様々な感想を寄せています
選手は「続ければよかった」と語り、プロの厳しさや、自身の選択についての後悔を見せています
コメントの中には、「あの時こうしていれば」という気持ちに共鳴する声が多く見られ、後悔の念が強いことが伺えます
ただし、失敗を恐れず挑戦することの大切さを強調する意見もあり、プロとしての辛さとともに、それを乗り越えた経験を大事にすべきという声もみられます
また、選手がプロ生活を通じての成長や学びを得たことに触れるコメントも、温かく受け入れられています
セカンドキャリアでは、ソフトバンクでの広報担当を務めることとなり、その新しいスタートに期待が寄せられています
彼に対しては、野球だけでなく新しい人生にも挑戦してほしいという願いが込められた声が多いため、選手やファンの思いが交差する内容となっています
また、選手が大学の後輩に向けて期待する意見や、自身の経験から「努力しても結果が出ないことがある」というリアルな実感も見受けられます
彼の過去の努力に対する敬意や、これからの人生に期待する旨の応援コメントも数多く寄せられています
コメント全体を通して、選手のプロとしての苦悩や自分探しを祝福し、これからの人生にも前向きな姿勢を持っていてほしいとの期待が強く表れています
ネットコメントを一部抜粋
あの時こうしてれば、あの時やっておけばって生きてるとものすごくありますよね。
凄く野球が好きな選手なんだと思います。
やっておけばよかったという後悔より、やったけど失敗したの方が全然良い。
ドラ1と言えども鍬原は外れ外れ1位だったからそこまで期待するのも酷な話だったろうなぁ。
選手の人柄を買われて任された訳ですから立派だと思います。
キーワード解説
- ドラフト1位とは？プロ野球選手が選手として指名される際の最高の栄誉であり、選手への大きな期待がかかることを示す。
- 自主トレとは？選手が公式のトレーニング期間外に自分で行うトレーニングや練習を指し、自己成長を図るための重要な時間と位置付けられている。
- セカンドキャリアとは？現役引退後にスタートする新たな職業や活動のことで、多くの選手にとって重要な転機となる。
- 期待とは？他者が持つ選手への望みや信頼であり、大きな期待を背負うことはプレッシャーにつながることが多い。
- 10年日記とは？長期間にわたって自己の成長や出来事を記録するためのものであり、振り返ることで成長を確認できるツールとなる。
