北海道日本ハムファイターズの関連記事

日本ハム・浅利太門投手がブルペン初投球で大器の予感を漂わせる

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
日本ハムのドラフト3位で入団した最速154キロ右腕、浅利太門投手(明治大学、22歳)が、16日に行われた新人合同自主トレーニングでその実力を披露した

浅利は、このトレーニングで新人一番乗りとなるブルペン入りを果たし、捕手を立たせた状態で20球を投げ込んだ

彼の投球フォームと球速

浮き上がるような直球を武器とする浅利は、常時クイックモーションで球を投げるスタイルが特徴だ

クイックモーションとは、ピッチャーがバッターに対して投球動作を速やかに行う方法で、特に走者がいる際に効果的とされている

浅利は無駄のない投球フォームを披露し、周囲のスカウトやスタッフからも即戦力としての期待が寄せられている

ブルペンでの様子

浅利は屋外でキャッチボールを終えた後、大卒コンビの山城とともにブルペンに向かう

しかし、ブルペンの捕手は一人しかいなかったため、ジャンケンで勝利し、ブルペンに一番乗りした浅利は、悔しそうな表情を浮かべる山城の前で高速球を投げた

直球の特性と感想

「山城も肩が冷める前に投げたかったのかな

順調かなという感じです」と浅利は話し、自身の投球についても「7~8割くらいの力感で」投げていると語った

彼のボールは、最大2650回転を誇るスピンが効いた球筋で、この日の捕手役を務めた藤村翔は「ベース板が強く、他の投手よりホップするので、慣れるまでには何球か手が痛かった」とその威力を証言した

今後の展望
大学時代は主に救援で登板していた浅利だが、球団では先発投手としての可能性を広げる方針を採っている

浅利自身もこの挑戦に意欲を示しており、「まずは自分が活躍できる場所で頑張りたい」と語った

近年の大卒投手の中でも北山、金村、細野に続く即戦力として、早期の1軍デビューが期待されている

浅利太門投手の初投球は、若手選手たちの中でも注目を集めている。彼の投球スタイルや球速、今後の成長がプロ野球界でどのように生かされるのかが期待される。
キーワード解説

  • クイックモーションとは?速やかに投球動作を行うことで、特に走者がいる状況で効果的な投球のスタイル。
  • スピンとは?ボールの回転のことで、回転が多いとボールに一定の軌道を保つ力が増し、打者からは打ちにくくなる。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。