阪神淡路大震災から30年、阪神選手が黙とうで復興の思いを新たに

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阪神淡路大震災から30年を迎えた2025年1月17日、プロ野球チーム阪神タイガースの選手・スタッフ約60人が兵庫県西宮市の鳴尾浜球場で黙とうを捧げました

大震災の発生時に入団した選手たちは、その時の心境や震災の記憶を振り返り、未来へ向けての意識を新たにしました

震災の影響を受けた北川コーチの想い

入団時に震災を経験した北川博敏二軍打撃チーフコーチ(52)は、地震の瞬間を「いきなりドンっていう感覚だった」と語りました

震災当時、彼は窓側の部屋におり、湾岸の高速道路の明かりが消えたことに驚き、何が起こったのか理解できなかったと述べています

危機感と未来への伝承

北川コーチは、「常に準備して、危機感を持ってやっていかないといけない」と話し、自身の震災体験を後輩や次世代に伝える重要性を強調しました

選手たちは、この経験をもとに、日常生活の中でも災害に備える意識を忘れないよう努めています

鳴尾浜での最後の黙とう

また、今回の黙とうは、阪神の二軍施設が兵庫県尼崎市に移転することから、鳴尾浜球場で行われる最後の黙とうとなりました

粟井一夫球団社長は、「尼崎に行っても、震災の復旧復興の歴史を忘れず、後世に伝えていく役割を果たしたい」との思いを語りました

未来へ向けた阪神の取り組み
阪神タイガースは、震災を風化させず、常に復興の意識を持ちながら知らない世代に教え続けることを使命としています

このような取り組みが、阪神精神の一部として選手たちに浸透していくことでしょう

今回の黙とうを通じて、阪神タイガースの選手たちは、震災の記憶を新たにし、未来につなげようとする姿勢を示しました。震災を経験した選手からの伝承は、若い世代にとって有意義なものであり、いかにして災害に備えるかを考える良い機会ともなりました。
キーワード解説

  • 粘り強さとは?
  • 危機管理とは?

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