ロッテがドラフトで指名した日本通運・冨士隼斗投手、プロ入りに向けた新たな一歩を踏み出す

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ロッテ・マリーンズが、ドラフト5位で日本通運から指名した冨士隼斗投手(23)が、10月31日に東京都内で球団からの指名あいさつを受けた

冨士投手はこの日、ロッテの榎康弘アマスカウトディレクターと担当スカウトの有吉優樹氏と対面し、サブロー監督の直筆サイン入りのボールや色紙を受け取り、笑顔で喜びを述べた

この瞬間、彼はプロ選手としての実感が湧いてきていると語った

冨士投手のプレースタイル

冨士投手は、最速155キロの直球と巧みなスライダーが大きな武器である

直球は投手が投げる際の基本的な球種であり、強い球威を持つことが求められ、スライダーはボールが急激に横に変化する球種である

投球フォームからの直球と変化球のコンビネーションを駆使しており、特に制球力や変化球の精度も向上していると自信を見せている

苦しい時期を乗り越えた背景

冨士投手は、過去に腰のけがによりプロ志望届を提出していたが指名漏れとなった経歴を持つ

しかし、テイ・エステックとの都市対抗野球では1安打完封勝利を収めるなど、着実に成長を遂げている

「いつもテレビで見ている球場」に立ち、そこでも力を発揮できたことが、今の自信につながったと言う

兄弟対決への期待

冨士投手は、西武ライオンズ育成の弟・冨士大和選手(19)との対戦も心待ちにしている

お互いに先発投手としての役割を果たす可能性がある中で、「平均球速では負けたくない」と語り合った兄弟の絆が、今後の成長の大きなモチベーションとなるだろう

冨士隼斗投手のプロ入りは、彼自身にとっての新たな挑戦の始まりである。高校時代の苦労を乗り越え、今ここにいる姿は、多くの若い選手にとっての励みになる。弟との兄弟対決も期待され、ファンの注目が集まる。
キーワード解説

  • ドラフトとは?:プロ野球選手を希望する高校・大学の選手たちが、各球団に指名される選手を選ぶためのイベント。
  • 直球とは?:ピッチャーが最も基本的な球種であり、ボールが真っ直ぐに飛ぶことが求められる。
  • スライダーとは?:曲がる球の一つで、バッターが打ちにくくするために投げられる。
  • 制球力とは?:投手がボールを正確な場所に投げられる能力のこと。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。