竹内副本部長によると、才木選手の代理人に対して、「今オフのポスティングは認めない」との意向を伝えたとのことです
ポスティングシステムとは、メジャーリーグのチームが日本のプロ野球チームの選手を獲得する際に使用される制度で、選手が日本の球団に対してメジャーでプレーしたい意向を示し、球団がそれを認めることで適用されます
このシステムを通じて、選手は海外で新たな挑戦が可能となりますが、今季の事情では才木選手はその道が閉ざされました
竹内副本部長は、才木選手との話し合いが今季のレギュラーシーズン終了後に行われたことや、ポスティングを容認しなかった理由については具体的には明かさなかったものの、彼がトミー・ジョン手術を受けた経験から、リハビリ期間が長く、一軍での実働期間も約3年と短いため、チームへの貢献度が十分でないと評価されたと推測されています
阪神は過去に、2022年オフに藤浪選手、2024年オフには青柳選手のポスティングを認めており、いずれも8年以上の一軍戦力として活動していました
そのため、才木選手がメジャー移籍の夢を叶えるのは今から数年後になる可能性が高いです
才木選手は今季、24試合に先発登板し12勝6敗、防御率1.55という好成績を収めており、最優秀防御率のタイトルも獲得しました
竹内副本部長も、彼が来季以降も阪神の先発ローテーションの重要な柱として活躍することを期待しています
また、同じくチームの4番打者である佐藤輝選手は、昨オフの契約更改の際に早期のメジャー移籍を希望していることを表明しました
竹内副本部長は佐藤選手の代理人と接触したことは認めましたが、具体的な話はまだ進んでいないと説明しています
今回の発表は、阪神タイガースにとっても才木選手自身にとっても大きな影響を及ぼす決定です。ポスティングを認めなかった理由には、選手の実績やチームへの貢献度が深く関わっていることが読み取れます。今後のメジャー挑戦に向けた道筋が難しくなる中、彼がどのようにチームで成長し続けるのかが注目されます。
キーワード解説
- ポスティングシステムとは?メジャーリーグのチームが日本の選手を獲得する際に用いる制度で、選手が日本の球団に移籍の希望を出し、球団が承認することで実現する。
- トミー・ジョン手術とは?肘の靭帯を修復するための手術で、プロスポーツ選手に多く行われ、回復には時間がかかる。
- 防御率とは?投手が与えた自責点の数を基にして、投球回数あたりに換算したものを示す指標で、低いほど優秀とされる。

