巨人、新執行役員に吉村禎章氏と水野雄仁氏が就任
プロ野球・巨人は2025年10月31日、取締役会で新たな執行役員の人事を発表しました吉村禎章氏と水野雄仁氏がそれぞれ新職に抜擢され、球団の運営責任を担うことになります
吉村氏がチーフ・ベースボール・オフィサーに就任
吉村氏はこれまで執行役員編成本部長 国際担当および国際部長としての経験を積んできました今回の新職である「執行役員CBO(チーフ・ベースボール・オフィサー)」では、チーム強化に向けた多岐にわたる施策が求められています
巨人は、吉村氏に対し、特に若手選手の育成に力を入れ、新たなメンタルサポートやデータ解析技術を活用しながら、選手が持つ能力を引き出す役割を期待しています
CBOとしての役割は、選手の育成・養成に対する総責任を負うことも含みます
水野氏がスカウト・国際担当に就任
一方、水野氏は編成本部長代理 スカウト担当から「編成本部長 スカウト・国際担当」に昇進しましたこれにより、外国人選手の獲得にかかる権限が一元化され、より迅速で柔軟な意思決定が可能となります
球団側は、「チーム編成部門の責任と権限を集約することで、スピーディな意思決定と、より機動的で積極的なチーム編成を図るのが目的」と述べており、両氏の新職がチーム全体のパフォーマンス向上に寄与することを期待しています
これらの役職は2025年11月1日付けで発効され、巨人はすでに2026年シーズンに向けた1軍のコーチングスタッフを発表しています
球団は今季のうちから、次のシーズンに備えて着々と準備を進めているのです
巨人の新執行役員人事は、若手選手の成長を重視した体制の構築を目的としており、チームの未来に向けた重要な一歩と言えるでしょう。特にCBO職の導入によって、選手の育成がよりデータ駆動型になりますので、チーム全体の強化が期待されます。
キーワード解説
- CBOとは? チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)は、プロスポーツチームにおいて野球運営の中心を担う役職で、選手育成やチーム編成全般を監督します。
- データ利活用とは? データ利活用とは、選手のパフォーマンスや試合の戦略に関するデータを分析し、それを基に意思決定を行うことです。
- メンタルサポートとは? メンタルサポートは、選手の心理的な安定や成長を促進するための支援であり、ストレス対策やパフォーマンス向上に寄与します。

