視察は10月30日から行われ、ソフトバンクの指導方法や練習メニューの観察を目的としていた
視察には、金鐘民(キム・ジョンミン)3軍統括コーチ(39)と金建兌(キム・ゴンテ)3軍投手コーチ(34)が参加
金鐘民コーチは、施設の印象について「素晴らしい環境が整っていて、選手たちが野球を向上させるための良い場所だ」と語った
一方、金建兌コーチは「ソフトバンクは日本で最高の球団というイメージがあるが、実際に来てみてその印象が確信に変わった」と述べ、興奮を隠せなかった
短期間の視察ではあったが、金鐘民コーチは「選手や首脳陣の野球に対する真剣な姿勢が印象的だった」と振り返り、個々の選手の意識の高さを評価した
さらに、金建兌コーチは「監督やコーチたちが丁寧に説明してくださり、非常に勉強になった
野球への愛情が一層深まった」と語った
印象に残った選手について質問された金鐘民コーチは「井上選手は集中力が高く、渡邉選手は練習中にメモを取る姿が印象的だった
個人の成長に対する努力が素晴らしい」と述べた
金建兌コーチは「選手全員が1球ずつ心を込めて投げる姿が印象に残った」と強調し、特に木村大選手と大山選手に言及した
視察中は多くのメモを取った両コーチだが、これらの情報をどのように韓国に持ち帰り活用するかについて金鐘民コーチは「ソフトバンクのシステムをそのまま応用するのは難しいが、新しい要素を取り入れて韓国の選手がどう適応できるかを考えていく」と決意を示した
金建兌コーチも「ソフトバンクの指導者としての姿勢を見習い、自らも良い指導者になれるよう努めたい」と語り、今後の活動への意気込みを語った
今回の視察は、韓国KBOリーグのNCダイノスにとって、ソフトバンクという日本の名門球団から学ぶ貴重な機会となった。コーチたちは選手の高い意識や練習方法に感銘を受け、自らの指導方針に取り入れることを考えていると言及しており、両国のプロ野球の発展に寄与する可能性を感じさせる。
キーワード解説
- 秋季練習とは?:プロ野球チームがシーズン終了後に行う練習で、選手の調整や新たな戦略の構築を目的としています。
- KBOリーグとは?:韓国プロ野球のリーグで、韓国のトップの野球選手が集まる場所です。
- 視察とは?:他のチームや施設を見学し、研究する行為を指します。他の成功例から学ぶことが目的です。

