「飛び出せ大物」という企画の一環として取り上げられた木下投手は、みやざき・フェニックスリーグからの経験を踏まえ、2種類のツーシームを習得しようと努力を重ねている
秋季キャンプのスタート
高知県安芸市で始まった秋季キャンプの初日、木下投手はブルペンに一番乗りし、80球を投じた秋のテーマとして掲げているのはツーシームの習得であり、特に新たに加えたカウントを取るためのツーシームに焦点を当てている
充実した1年目のシーズン
木下投手は今シーズン、1軍で11試合登板を果たし、防御率は3.29という成績を残した148キロの平均球速を誇る直球に加え、変化球としてツーシームとスライダーを活用している
1軍の経験を経たことで、選手間の競い合いや自身の成長を感じることができたと架電している
ツーシームの重要性
ツーシームとは、ピッチャーが投げる際に、ボールにスピンをかけて独特の変化を生じさせる球種のことを指す木下投手は従来のツーシームの他に、新たにカウントを取るためのツーシームも習得中で、これにより右打者に対する苦手意識も克服しようとしている
右打者に対しては、1軍登板時の被打率が0.357と高いため、それを改善することが今後の課題となっている
藤川監督の期待と木下の意気込み
藤川監督は来季に向けて「右の速球派リリーフの台頭が必要」とコメントしており、木下投手もその枠に入るべく努力を続けている「来年は、何としても上で投げたい」との強い意志が感じられる
今後の展望
木下投手は腕の出方や投球フォームを確認しながら、秋季キャンプを通じて新たなスキルを身につけることを目指している練習を重ねることで、より高いレベルでのプレーを実現する準備を進めている
木下投手が秋季キャンプで新たな球種「ツーシーム」の習得に挑む姿勢は、今後の阪神タイガースにおける活躍を期待させる。特に、右打者に対する成績改善を目指す姿勢からも、彼のプロとしての真摯な努力が感じられる。来シーズンの活躍に注目したい。
キーワード解説
- ツーシームとは?:ツーシームはピッチャーが投げる一種の球種で、ボールにスピンをかけ、通常の直球よりも変化をつけることができる特性を持つ。
- 防御率とは?:防御率とは、投手が何イニング投げたときに与えた自責点の数を示す指標で、低いほど投手の成績が良いことを意味する。
- ブルペンとは?:ブルペンは、試合中に投手が練習を行うエリアを指し、試合に備えて肩を温めたり、自分の投球を確認するために使われます。

