ポストシーズンにおける戦績は、11試合で7勝4敗という結果であったものの、特に注目すべきはそのうち5勝が1点差の接戦であったことです
小久保監督は「6月以降の戦いでも、六回でリードしていればほぼ勝ち切っている
2025年の象徴のような戦い方」と、選手たちの頑張りを誇らしげに語りました
チームの勝利を支えた要因として、ブルペン陣の安定感と小久保監督の積極的な采配が挙げられます
日本一を決定づけた第5戦では、中4日で先発した有原投手が先制点を許す厳しい展開となったものの、五回途中からはヘルナンデス投手に継投し、傷口が広がらないように手を打つなど、監督の迅速な判断が光りました
八回には柳田選手の同点2ランホームラン、延長十一回には野村選手の決勝ソロホームランが出て、ファンを沸かせました
今季のセーブ機会で失敗が1度もなかった杉山投手や、昨年の日本シリーズではケガで登板機会がなかった藤井選手、松本裕選手といった実力者たちの存在も非常に大きいです
特に藤井選手は「昨年はこの場に立てず悔しかった
1年間、チームの勝ち（パターン）で投げ続けたいと思っていたので、それができてよかった」と、その思いを語りました
小久保監督は「四つ勝てばシーズンオフ
総力戦、全員野球だと思っていた」と述べ、王貞治球団会長は「リリーフ陣もフルに投げた
監督がうまく選手をその気にさせて、適材適所で使ってくれた」と、監督の手腕を評価しました
今季のチームスローガンは「PS！ （ピース）」で、全員がチームに欠かせないピースとなり、有終の美を飾ったのです
ソフトバンクが日本シリーズで勝利したことは、チーム全体の連携と選手個々の意識が高かったことを示しています。特に、小久保監督の戦略的な采配が試合の流れを変えた点が印象的でした。選手たちもそれぞれの役割をしっかり果たし、ストーリーのある試合運びが出来ていたと思います。これからのシーズンにも期待が持てます。
キーワード解説
- ブルペンとは？：野球において、先発投手とは別にリリーフ投手を準備する場所を指し、試合中にマウンドに上がる選手がここで待機します。
- 継投とは？：ある投手が投球を終えた後に、別の投手がマウンドに上がることを指し、主に試合の状況に応じて選手交代が行われます。
- セーブとは？：試合の終盤で、リードを保ちながら試合を締めくくることを指し、抑え投手の重要な役割となります。
