正午の時刻に、約90人の選手、首脳陣、および球団職員が参加し、神戸の方向へ向かって1分間の黙とうを捧げました
黙とうには、福良雅治GMや岸田護監督、さらには合同自主トレーニング中の新人選手たちが参加し、すべての参加者が震災を振り返る大切な機会となりました
岸田監督は当時中学1年生で、自宅の大阪・吹田市で揺れを経験したことを振り返り、「朝早くに大きな揺れを感じ、テレビをつけるとその後の悲惨な状況が目に飛び込んできた」と語りました
震災後、オリックスは「がんばろうKOBE」という合言葉のもと、1995年と1996年にはパ・リーグ連覇を達成しました
岸田監督は「当時の『がんばろうKOBE』というスローガンを、中学生としても目の当たりにしていた」とし、スポーツが地域を元気づける力についての思いを述べました
さらに、監督は「今年はその30年目の節目であり、オリックス・バファローズが被災者の皆さんに勇気を与えるために、野球を通じて信念を持って取り組んでいくべきだ」と強く決意を表明しました
オリックス・バファローズが阪神大震災から30年を経て黙とうを行ったことは、災害の記憶を風化させないために非常に意味のある行為です。岸田監督の言葉からは、スポーツが地域に与える力についての深い理解が感じられます。このような取り組みが、被災者の方々にとって少しでも元気を与えることができることを願っています。
キーワード解説
- 黙とうとは?:黙とうは、故人や災害の犠牲者を悼むために、一定の時間静かにする行為です。日本文化においては、哀悼の意を示す重要な儀礼です。
- 連覇とは?:連覇は、同じ大会で連続して優勝することを指します。これにより、チームの強さや地位が確立されることになります。
- スローガンとは?:スローガンは、特定の目的や目標を分かりやすく表現した言葉で、人々の意識を高めたり、行動を促したりするために使われます。