ロッテ、宮崎での秋季キャンプで走塁改革を実施

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千葉ロッテマリーンズは2日、宮崎県都城市で行われている秋季キャンプの第1クールを無事に終了した

今季、走塁に改善の余地があると考えているサブロー監督(49)は、「下手なので、変えていかないと」と率直に発言した

また、監督は就任時に「日本一に輝くソフトバンクとの差は1点を取りに行く執念だ」と述べており、この執念を短期間で実現するための具体的な工夫が取り入れられている

キャンプでは、二塁からの走塁時におけるターンをよりスムーズに行うために、三本間(ベース間)のラインからファウルゾーン側に約50センチの位置にロープを設置する新たな試みが始まった

発案者である伊志嶺外野守備走塁コーチは、「ロスなく、ベースランニングができることが一番大切だ

これにより、1点を取るための意識づけをする」と、狙いについて語った

また、キャンプ中には重盗(同時に二人以上の選手が塁を盗むプレー)やランダウンプレー(走者が塁を進めない状態で塁間を往復すること)の指導にも力が入れられ、松山チーフ内野守備走塁コーチが熱心に選手たちに指導を行った

サブロー監督は、通常の打撃を重視したい考えがある一方で、「現状ではそれが難しい

投手力や守備力、走力を重視して行く」と新たな方針を掲げ、局面毎の戦略の再構築に取り組んでいる

南国・宮崎にて、サブロー監督の下での改革は静かに進行している

今回のロッテの秋季キャンプでの走塁改革は、従来の「打つ」戦術から「点を取る」戦術へとシフトする意図が明確に表れている。選手たちが新しい戦術にどのように対応していくのかが注目される。
キーワード解説

  • 走塁とは?走塁は、野球において、バッターが打ったボールを追いかけて、塁を走ることです。特に、得点を狙うための動きにおいて重要になります。
  • 重盗とは?重盗は、同時に2人以上の選手が別々の塁を盗むことを言います。相手チームを混乱させる戦略的なプレーです。
  • ランダウンプレーとは?ランダウンプレーは、走者が塁間を行き来しながら捕手や内野手に追いかけられるプレーで、注意深い判断と素早い動きが求められます。

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