カープ伝説のスカウトが語る倉義和選手のドラフト裏話

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元広島東洋カープの捕手、倉義和選手が1997年のドラフトでカープに選ばれるまでの裏話が、故・備前喜夫氏の言葉で明らかになった

倉選手は、カープに19年間在籍し、特に黒田博樹投手とのバッテリーコンビで知られている

備前氏が振り返るエピソードを通じて、カープが新しい捕手を獲得する上で重視するスカウティング基準が浮かび上がる

倉義和選手のスカウティングにおける重要なポイント

1997年、カープはドラフトで倉選手を選ぶ意向を固めていた

特に「肩=送球」と「捕球」の能力にマークがされていた

倉選手は京都にある西京極球場で、強肩を誇るプレーを披露し、スカウトの目に留まった

肩の重要性

スカウト陣は、捕手の肩の強さを評価する際には、「捕球してから投げるまでの早さ」と「送球自体の速さ」の二つの要素に注目する

特にプロの世界では、大学生や社会人において、本塁から二塁への送球が1秒台で行われることが理想とされている

捕球技術について

捕球においては、ボールをミットの真ん中でしっかりと捕らえることが求められ、これができる選手は投手にとって信頼できる存在となる

捕手は頭を使うポジションであるため、球場内での音の変化も大事な要素となる

倉選手の特性
倉選手は、真面目で頭の回転が速く、捕手としての求められる要素を満たしている選手であったことが備前氏の証言からも伺える

そのため、ドラフトでの指名に至ったと説明されている

カープのスカウト制度と選手評価の基準が明らかになったことは、過去の成功した選手たちを支える裏の努力であることが分かる。倉選手が持つ特性やスキルに加えて、スカウトの視点も重要な役割を果たしているという事実が、今後の選手育成にも影響を及ぼすだろう。
キーワード解説

  • カープとは?:広島東洋カープは日本のプロ野球チームで、1960年に創設され、その歴史の中で多くの名選手や名コーチを輩出してきた。
  • ドラフトとは?:プロ野球における選手の指名制度で、各球団が大学生や高校生などの新しい選手を獲得するために行う。
  • スカウティングとは?:選手を評価し獲得するためのプロセスで、実績や将来性を考慮して判断される。
  • 肩の強さとは?:キャッチャーがボールを捕球した後に投げる速さや正確さを示し、野球選手にとって非常に重要なスキル。
  • 捕球技術とは?:ボールをミットでしっかりと捕らえる能力で、特に投手にとって信頼感を与える要素。

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