オリックスの新星、寺西成騎投手の躍進と将来性

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オリックス・バファローズの将来を担う右腕、寺西成騎投手(22)が注目を集めている

彼は2024年のドラフトで2位指名を受けた選手で、ルーキーとして迎えたシーズンでは7月31日の西武戦で2勝目を挙げた

入寮時には、1年目での目標として「2勝」を掲げていたが、達成したことで自身の成長を感じている

シーズンの終盤には中継ぎとしても起用され、最速155キロの直球を武器にして3試合で無失点を記録

その存在感は、今後のオリックスにとって大きな財産となるだろう

寺西投手の成長には、新球種の導入が大きく寄与している

プロでの3度目の先発となった7月13日の日本ハム戦の2日前、厚沢投手コーチからのカットボール中心の投球スタイルから「バランスを分散させたい」という意図でシンカーの投げ方をレクチャーされた

わずか3分の指導でこの新しい球種をマスターし、実戦で早速活用

彼は「(握りが)投げやすい」と語り、右打者のインコースでファウルを取れるようになったと自信を見せている

現在、寺西投手は140キロ前後のカットボールやフォークボール、高速シンカーに加え、120キロ台のスライダー、110キロ台のカーブといった多彩な球種を駆使し、まさに変幻自在の投球を展開している

厚沢投手コーチは夏のある日に「彼は3年後、金子千尋(現日本ハム2軍投手コーチ)みたいになっているかもしれない

球種が多すぎて、それぐらい感覚は優れている」と、かつてオリックスで活躍し沢村賞を受賞した大エースに例え、寺西投手の潜在能力の高さを絶賛した

寺西投手は、山岡や宮城が背負った背番号13を託された逸材であり、オフシーズンの厳しい鍛錬を経て、どのような成長曲線を描くのか、今後の動向に注目が集まる

寺西成騎投手の急速な成長は、多様な球種の習得にあることが明らかです。投球スタイルの向上は彼の将来に大きな影響を与える可能性があります。今後どのような活躍を見せるのか、期待が高まります。
キーワード解説

  • シンカーとは?
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