広島・滝田一希投手、キャンプで213球投げ込み成長を示す

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広島の宮崎・日南キャンプでは、入団2年目の滝田一希投手(23)が3日にブルペンで231球の投げ込みを披露し、プロ入り後最多となる213球を記録しました

彼の投げ込みは、2026年に向けた飛躍を期した不退転の決意を示しています

滝田選手の投球技術と意気込み

今キャンプでは各投手が競い合う中、滝田選手も「自分もこうした部分でしっかりと投げられるところを見せていきたい」と、自身の技術向上を目指し無心で腕を振り続けました

見守った新井貴浩監督は「本当に成長している

200球を超えても球威が落ちないし、馬力がある」と称賛し、彼の戦力としての期待値を上昇させています

滝田選手の球種と課題

来季は大卒3年目となる滝田選手は、変則的なフォームから最速153キロの直球を投げ込む力を持つだけでなく、チェンジアップやスライダーも誇っています

新井監督の言葉通り、彼の力強い投球には威圧感が漂い、打者を封じるための強みとなっています

しかし、制球力が課題であり、「プロは甘くない」と自覚している彼は、カウント不利な状況での痛打の経験から、各球種を上手にコントロールする技術が飛躍の鍵であると考えています

新たなコーチの重要性

滝田選手にとって、来季の一軍投手コーチに就任予定の石井弘寿コーチ(48)の存在が「追い風」となるでしょう

彼は現役時代にヤクルトで防御率1・51や最優秀救援のタイトルを獲得し、その後はブルペンのエースとして多くの実績を残しています

石井コーチも直球や変化球において滝田選手と似た特性を持ち、彼は「体の使い方や、どこを意識して制球につなげているかを聞いてみたい」と新コーチとの面会を楽しみにしています

今後の展望
石井コーチの指導の下、滝田選手がさらに成長し、プロとして飛躍を遂げることが期待されています

彼にとって、新たな師匠から学ぶことは心強い材料となるでしょう

広島・滝田一希投手の投球練習は、プロとしての成長を鮮明に示しており、石井弘寿コーチとの出会いが彼のさらなる成長を促す期待が高まっています。新たな指導を受けることで、制球力や投球技術が向上し、来季のさらなる活躍が楽しみです。
キーワード解説

  • ブルペンとは?:投手が試合前に投球練習を行うための専用の場所で、試合中に実際に投球を行うための準備をします。
  • 制球力とは?:投手が自分の投球をコントロールする能力のことで、打者を抑えるためには重要なスキルです。
  • 球威とは?:ボールが持つ速さや力強さのことで、投手の球の速さや威力を示します。

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