今年のキャンプでは、選手個々の成長を促すため、特に個別練習に重点を置いています
この取り組みは、次シーズンに向けたチームの巻き返しを目指しています
初日の取り組み
初日の午前7時、天福球場には9年目のキャッチャー坂倉将吾選手が姿を見せました坂倉選手は、3年ぶりの秋季キャンプ参加であり、若手選手たちと共に早朝の練習から鍛錬を開始
彼は守備力を向上させるために、石原コーチとマンツーマンで指導を受けました
選手の意気込み
新井貴浩監督は「坂倉にはキャンプを大事に過ごしてもらいたい」と語り、坂倉選手自身も「肘の手術と指の手術を経て、今がある恐れずにやるべきことを勇気を持って行いたい」と意気込みを示しました
投手陣の挑戦
一方、投手陣では、初日から16人のピッチャーのうち14人がブルペンに入り、それぞれテーマを持って投球練習を行いました辻󠄀大雅選手は「球数を投げることで投げ力をつけていく必要がある」と語り、菊地ハルン選手は「球速を上げつつ、フォームを固めたい」と述べました
個別練習の重要性
全体練習の後には、各選手が自身の課題に取り組むための個別練習時間が設けられました佐々木泰選手は新井監督からバッティングの指導を受けながら「左ピッチャーの見え方を改善したい」と語りました
キャンプの進行
キャンプ2日目には、内野手に対して激しいノックが行われました育成選手から昇格した前川選手は、コーチの指導を受けつつ下半身を鍛えるための練習を行いました
午後には紅白戦が開催され、ルーキーの佐藤柳之介選手が注目を集めました
彼は141キロの速球で好投を見せ、無失点のピッチングを成功させました
改善とアドバイス
最終日には、前年の紅白戦で得た課題に取り組むため、佐藤選手は黒田球団アドバイザーからアドバイスを受けました「クイックやワインドアップ時に力んでいるので、リラックスして投げることが大切」といった指導があり、214球の投球練習に励みました
午後には、岡本選手が先発として登板し、6回を無失点で切り抜けました
秋季キャンプの第1クールは、各選手が自身の課題解決に全力を尽くした結果で締めくくられました
広島カープの秋季キャンプでは、選手たちが個々の課題に取り組む姿勢が強調されています。チームの成長に向けた意欲が感じられ、特に若手選手たちの活躍が期待されます。新井監督の指導のもと、今後の練習にも大いに注目したいところです。
キーワード解説
- 秋季キャンプとは？シーズンオフにチームの強化を図るための練習期間。
- 個別練習とは？選手が自分の課題を解決するために行う、特別な練習。
- ブルペンとは？ピッチャーが投球練習を行う場所。
