ソフトバンク・安徳、制球力を取り戻しプロ野球で活躍するための冬の挑戦
福岡ソフトバンクホークスに所属する安徳駿投手(23)は、2024年ドラフトで3位指名を受けながらも、厳しいプロ野球生活を送っている大学時代は制球力に自信を持っていたものの、プロ入り後は思うようにコントロールが発揮できず、野球が面白くなくなってしまった
安徳選手は富士大学でのリーグ戦で19回1/3を投げ、四死球ゼロという優れた成績を収めていた
プロの舞台での期待が高まる中、入団直後のメディカルチェックで右肘に異常が見つかり、リハビリと苦しいスタートを余儀なくされた
公式戦デビューを果たしたのは6月18日のウエスタン・リーグでのオリックス戦で、そこでの登板は期待されたが、制球力は思い通りにはいかなかった
今季は2軍戦で5試合、計14回1/3を投げたものの、四死球は13に達する結果となり、本人も「面白くなかった」と振り返る
安徳選手はコントロールが乱れた理由として、トレーニング方法の変化を挙げた
大学時代は可動域を重視したトレーニングを行っていたが、プロ入り後はウエートトレーニングが中心となり、体が硬くなってしまったとのこと
9月末、彼は問題の根源に気付き、これを解決する糸口を見つけた
再びストレッチや可動域のトレーニングを取り入れたことで、少しずつ体の柔軟性が戻り、期待される制球力も復活しつつある
安徳選手は「やっとシーズンが始まりました」と意気込みを語った
この冬、安徳選手は11月に台湾で行われるウインターリーグに参加する予定だ
富士大学からプロに進んだ同期のオリックス・麦谷選手、巨人・坂本達也選手とチームを組んでの挑戦で、「しょぼくなったな」と言われないように頑張りたいと話す
大きな夢を持ち、日本代表として戦う日を目指して、彼は第一歩を踏み出そうとしている
- 安徳 駿(あんとく・しゅん)
- 2002年5月18日生まれ、福岡県出身
小学1年で野球を始め、久留米商では甲子園出場経験なし
富士大で優秀な成績を残し、ドラフト3位でソフトバンクに指名された
背番号28、身長177cm、体重82kg
キーワード解説
- プロ野球とは?プロ野球は日本における最高峰の野球リーグで、選手は強い競争を勝ち抜いてこの舞台に立ちます。
- ウエストリーグとは?ウエスタン・リーグは日本のプロ野球における二軍リーグで、若手選手やリハビリ中の選手が出場し、実戦経験を積むための舞台です。
- 制球力とは?制球力は投手が投球する際に狙った場所に投げる能力を指し、これが高い選手はゲームのコントロールが良いとされます。
- リハビリとは?リハビリは怪我や病気から回復するための治療や運動のことで、スポーツ選手にとっては重要なプロセスです。

