その日本シリーズでは、山川選手の3本塁打や柳田選手の同点2ラン、野村選手の決勝ソロなど、強力な打線が光り、本塁打の重要性を再確認させる結果となりました
そんな中、ホークスの若手選手である漁府輝羽（こうは）外野手（23歳）が、新たな可能性を見せています
彼は、2024年育成ドラフト10位で入団し、プロの舞台で成長を遂げようと奮闘しています
漁府選手はルーキーイヤーを振り返り、「入団前はもっと打てると思っていましたが、いざ入ってみると波があり、なかなか打てず厳しさを感じました
しかし今回の経験から、多くの気づきを得られたことは来年につながる」と語りました
プロの世界では、打率や三振といった数字が直接結果に影響し、プレッシャーがかかる場面も多かったようです
特に、漁府選手は、三振を重ねるうちに自分の打撃に対する核の部分が必要だと感じるようになりました
彼の持ち味であるパワーには自信を持つ一方で、シーズンを通して結果が出なかったことから、スイングが小さくなってしまったことも反省点と認識しています
「プロに入る前の自分に戻る」という強い意識を持ちつつ、結果を求めることが大切だと考えています
本塁打に対するこだわりは、漁府選手の小学生時代からのもので、「小さなグラウンドで打ったホームランが懐かしい」と語り当時の思い出を語ります
また、今後の目標については「1日でも早く支配下選手になりたい」とその言葉には真剣さが窺えました
なお、漁府選手は高校時代、通算24本塁打の成績を収め、さらに大学でも評価を得て、育成ドラフトでホークスから指名されましたが、ルーキーイヤーでは二軍での無安打が続きました
一方、非公式戦では105試合に出場し、6本塁打を記録しています
来季に向けて彼の成長が期待されています
漁府選手の言葉からは、プロの厳しさや本塁打への情熱が感じられます。特に、数値で表される成績が自信に影響する様子は、多くの選手が経験することだと思います。彼のパワーと将来への意欲が結実していくことが非常に楽しみです。
キーワード解説
- 本塁打とは？：本塁打は野球において、打者がボールを打って塁を全て回って得点を得ることを指します。
- 育成ドラフトとは？：育成ドラフトは、育成選手を獲得するためのドラフト制度で、主に育成契約に基づいて選手がプロ入りすることを目的としています。
- コンタクト率とは？：コンタクト率は、打者がボールにバットを当てる率を指し、打撃の精度を示す重要な指標です。
