西日本からの内野手として注目を集めつつある常谷選手は、同席した木田優夫GM代行からその場で即興で描かれた似顔絵をプレゼントされ、感激の表情を見せました
「格好よく描いていただき、夢のようです
一日でも早く支配下登録を勝ち取って、ファイターズのリーグ優勝と日本一に貢献したい」と述べ、目標に向かう強い意志を見せました
常谷選手が目指す選手として名を挙げたのは、今季も勝負強い打撃でチームを引っ張った捕手の郡司選手です
郡司選手は、3度のサヨナラ打を放つなど、その打撃力だけでなく内外野複数ポジションをこなすマルチプレーヤーとしても評価されています
「全てにおいてレベルが高い選手なので、聞けることがあればなんでも聞きたい」と常谷選手は弟子入りを志願しました
生粋の道産子である常谷選手は、札幌市で生まれ、江別市で育ちました
今年6月開催の全日本大学野球選手権では、3試合で打率5割を記録し、46年ぶりの8強入りに貢献しました
大学では主に遊撃手として出場している一方、最速144キロの横手投げ投手としてもプレーしており、まさに二刀流選手としての活躍が期待されています
しかし、現在は野手として勝負する強い意志を持っており、「二遊間にはこだわりたい」と明言しています
彼が色紙に力強く記した言葉は「克己心」です
これは、自分の欲望に打ち勝ち、目的を達成するための力を意味します
高校時代に投手用グラブの内側に刺しゅうしたこの言葉を大切にしながら、「上(1軍)で活躍するためには相手がいるけど、まずは自分に勝たなければ成長できない」と語る常谷選手
今後のシーズン、本拠地・エスコンフィールドでのプレーを夢見て、一歩ずつ成長を続けています
常谷選手のインタビューを通じて、若い選手がどのように夢を抱き、目標に向かって努力しているのかが伝わってきます。彼の「克己心」の言葉は、自己成長を目指す全ての人にとっての指針となるでしょう。また、同じく道産子として郡司選手の存在は、彼にとっての大きな目標となり、成長の刺激になっていると感じます。
キーワード解説
- 育成ドラフトとは?育成ドラフトは、新たな才能を発掘し、球団に所属する選手を育成するための制度です。主に若い選手が対象となります。
- 支配下登録とは?支配下登録は、選手が正式にプロチームに所属することを意味します。この登録を受けることで、選手は公式戦に出場できるようになります。
- 二刀流選手とは?二刀流選手は、野球において打撃と投手の両方でプレーできる選手を指します。日本では大谷翔平選手のように特に注目されています。
- 克己心とは?克己心は、自分の欲望や誘惑に打ち勝ち、目標を達成するための強い意志を意味します。努力や自己成長に重要な考え方です。

