ヤクルト・西村瑠伊斗、打撃力で来季のレギュラー取りを狙う

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東京ヤクルトスワローズは4日、愛媛・松山市で秋季キャンプの第1クール最終日を迎えた

この日、注目を集めたのは、来季が京都外大西高から入団して4年目の西村瑠伊斗内野手(21)だ

西村はフリー打撃で中堅から左翼方向へ力強い打球を連発し、存在感を示した

特に、通算304本塁打を記録した池山隆寛新監督(59)の背番号36を受け継ぐ選手としての期待が高まっている

フリー打撃で見せた打撃力

この日のフリー打撃では、西村が左打席に入った際、中堅から左翼への逆方向に飛ぶ打球が特に目を引いた

チームメートが「飛びすぎじゃん!」と驚くほどの飛距離で、周囲を圧倒した

「自分の特徴は逆方向に強い打球が打てること」と西村は自信を見せる

彼は2023年にドラフト2位で入団し、今季3年目を迎えた際にはプロ初安打と同初打点を記録するなど、打撃力の向上が期待されている

背番号36の重責

背番号36という番号は、池山新監督が兵庫・市尼崎高からプロ入りする際に選んだ番号であり、彼の功績から「出世番号」とも言われている

西村は「それをけなさないように、超えられるように大事に持っていく」と意気込む

池山監督も「来季は1軍のレギュラー争いに加わる選手になってほしい」と期待を寄せている

課題と成長のための取り組み

一方で監督は、西村の課題として「引っ張りの方になる」と指摘

逆方向への打球の確実性も求められている

坪井打撃コーチは「逆方向に飛ぶのは才能だが、バッティングの率が残らないのはもったいない」と辛口評価

今キャンプ中には、体が開かないようにするための構えの見直しなど、課題克服に奮闘している

勝負の4年目へ向けて
ヤクルトでは、4番打者の村上選手がポスティングシステムを利用して米大リーグへの移籍がほぼ確実視されている

このため「ポスト村上」として西村の育成は急務であり、監督が望むように背番号36を「輝かせる」ために、勝負の4年目に臨むことになりそうだ

今回の秋季キャンプでは、西村瑠伊斗選手の打撃力が際立ちました。特に逆方向に飛ばす打球は注目されており、将来性を感じさせます。しかし、逆方向への確実性が求められているため、今後の成長を見守りたいところです。
キーワード解説

  • フリー打撃とは?:選手がピッチャーなしでボールを打つ練習。打撃力を向上させるための重要なメニュー。
  • 逆方向とは?:打撃において、バッターが自分の立ち位置の反対方向に打つこと。パワフルな打撃の証でもある。
  • ポスティングシステムとは?:メジャーリーグに選手を移籍させるための制度。選手が日本のチームに対して米大リーグに行く許可を求めることができる。

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