西武・高橋光成投手がポスティングシステム利用の米大リーグ移籍を決定

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
埼玉西武ライオンズは5日、右腕の高橋光成投手(28)がポスティングシステムを利用して今オフの米大リーグ移籍を容認したことを発表した

高橋は球団を通じて「挑戦を後押しいただき本当に感謝しています」とコメントし、メジャーリーグへの早期挑戦が実現した

ポスティングシステムとは?

ポスティングシステムとは、日本のプロ野球選手が海外球団への移籍を希望する場合、球団がその選手を国外に移籍させる権利を持つシステムです

この仕組みにより、日本の球団は選手の移籍先として希望する海外球団から移籍金を受け取ることができます

移籍意欲の背景

高橋は過去にメジャーリーグへの憧れを公言しており、22年オフの契約更改時にはその意思を球団に伝えていた

昨年は成績が振るわず、ポスティングによる移籍を選択したものの、最終的には西武に残留を決めた

今年は自身の雪辱を期して臨んだシーズンで、24試合に登板し8勝9敗、防御率3.04をマーク

また、最終登板となった10月4日の楽天戦にはメジャー3球団が視察に訪れるなど、高橋の動向が注目された

国内FA権の行使について

西武の広池球団本部長は、高橋が持つ国内フリーエージェント(FA)権について「行使はないと思っている」と説明

今後は12月15日までに申請手続きを行い、MLB球団との交渉が開始される

高橋は「この決断が間違っていなかったと思えるように、精いっぱい頑張りたい」と意気込みを語った

他の選手の動向

同日、今井達也投手(27)についても、ポスティングシステムを利用して米大リーグ移籍を希望していることが報じられた

広池本部長は今井の移籍希望が最終調整段階にあることを明かし、本人と直接会う意向を示した

選手プロフィール:高橋光成
高橋光成(たかはしこうな)、1997年2月3日生まれ、群馬県出身

前橋育英高校では1年秋から背番号「1」を背負い、2年夏の甲子園で初優勝を果たし、U-18や17歳以下の野球W杯日本代表に選抜された

2014年のドラフトで西武に1位指名されて入団

今季の成績は24試合で8勝9敗、防御率3.04

年俸は推定2億1000万円

高橋光成投手のメジャー挑戦が決定し、ファンの関心が高まる中、西武の今後の動向も注目です。特に同じくメジャー移籍を希望している今井達也投手の結果にも注目が集まります。彼らの活躍が日本の野球界にどんな影響を及ぼすのか興味深いです。
キーワード解説

  • ポスティングシステムとは?選手が日本の球団から海外の球団に移籍する際に、移籍金を受け取るための仕組みのことです。
  • フリーエージェント(FA)とは?特定のチームに所属しない選手が、他のチームと自由に契約できる権利のことです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。