田淵氏は、掛布氏が入団した当初から不動の「4番・捕手」として活躍し、掛布氏はそのプレースタイルから大きな影響を受けた
掛布氏は、「ホームランを打つだけでなく、チームの負けを背負える4番」を田淵氏の特徴と言い、リーダーシップの重要性を強調した
田淵氏との関係は深く、彼が1978年オフに西武へのトレードが決まった際、掛布氏に最後の電話で「縦じまのユニホームを脱ぐことにならないようにしろ
最後まで阪神で4番を打ち続けろ」と激励された
この言葉が、掛布氏にとって阪神一筋でユニホームを脱いだ37年後の殿堂入りの後押しとなった
掛布氏は、「田淵さんを見て育った」とし、森下選手にも同様の気持ちを持ってチームを引っ張ることを期待
「大山は若い4番バッターを育て、田淵さんのような存在になれば、素晴らしいクリーンアップが形成できる」と後見役を託した
さらに、阪神は現役時代と比べて選手に優しい環境となり、球団が選手をしっかり守る姿勢や評価を大切にしていると評価、古い時代の辛辣な批判とは異なる現在の状況を喜んでいる
掛布氏の言葉には、新たな時代への希望と、伝統の継承への期待が込められている
掛布雅之氏が田淵幸一氏を理想の4番として挙げ、若き森下翔太選手に応援のメッセージを送る姿は、野球の伝統を受け継いで行く意義を感じさせる。阪神の環境が変わり、選手がより快適に野球に取り組める状況が整っていることも大きなポイントだ。
キーワード解説
- 4番打者とは? - 野球における4番打者は、そのチームの中で最も打撃力が高い選手が務めることが一般的です。重要な場面での得点が期待されます。
- エキスパート部門とは? - 野球殿堂のエキスパート部門は、選手だけでなく、監督やコーチなど野球に関与した人々による貢献を評価するカテゴリーです。
- クリーンアップとは? - クリーンアップとは、主に3番から5番までの打順を指し、得点のために重要な役割を果たす選手たちです。