侍ジャパンの若月健矢選手、ピッチコムの利用法を学ぶ

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2025年11月6日、宮崎で行われている野球日本代表「侍ジャパン」の合宿初日、オリックスの捕手である若月健矢選手(30)が、ブルペンでコーチ陣から新たに導入される「ピッチコム」の説明を受けました

ピッチコムは、米大リーグで既に採用されている技術で、来年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも使用される予定です

ピッチコムとは?

ピッチコムは、捕手がイヤホンを装着し、バッテリーに対してサインを送信するためのデバイスです

捕手は左腕に操作機器を装着し、ボタンを押すことで投手に指示を伝えます

この技術により、無駄なサインの確認や手の動きを省き、スムーズなプレイが期待されています

合宿初日の様子

この日、ピッチコムを実際に試したのは若月選手を含め阪神の坂本選手のみですが、彼はこの機器の操作方法を確認しながら、複雑なボタン配置に戸惑いも感じていました

「(サインを送る機械には)ボタンが10個くらいある

早く慣れないと」と若月選手は話しました

ピッチクロックのルールへの対応

また、投手は走者がいない場合、15秒以内に投球動作に入る必要がある「ピッチクロック」のルールにも適応しなければなりません

若月選手は「15秒しかないので、その中でベンチがやりたいことも指示に入ってくるので難しい」と理解を示し、「数をこなすしかない」と意気込んでいます

今後のスケジュール
合宿は続き、7日には複数の投手がブルペンで投球練習をする計画が立てられており、若月選手もピッチコムを初めて使用する予定です

10日には広島との練習試合を行い、12日が合宿の最終日となります

さらに、15日、16日には韓国代表との強化試合を控えています

若月健矢選手がピッチコムを学ぶことは、技術の進化を感じさせます。この新しい技術を使うことで、捕手と投手間のコミュニケーションがスムーズになり、試合運びがより効率的になることが期待されています。
キーワード解説

  • ピッチコムとは?捕手が投手にサインを伝えるための新しい通信技術です。イヤホンを使用し、サイン確認の手間を省くことができます。
  • ピッチクロックとは?投手が走者がいない場合、15秒以内に投球動作を開始しなければならないルールです。これにより、試合のテンポが速くなります。

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