中日・秋季キャンプで新しい練習法を導入、投手陣の心拍数向上を目指す

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
2025年11月6日、中日ドラゴンズは秋季高知キャンプ第2クールを開始し、独自のサーキットメニューを投手陣に導入しました

これは、試合に近い状況を再現することを目的とし、選手のパフォーマンス向上を図るための新たな取り組みです

実戦を想定したトレーニング

この日の練習では、屋内運動場で「投げちゃ走り、投げちゃ跳び、また投げる」というサーキットトレーニングが行われました

心拍数を1分当たり160~180に保つために、各投手は脈拍を測定しながら練習を進めました

具体的には、投手が10球を投げた後、捕手が転がしたボールを追いかけてダッシュし、そのまま二塁への送球という流れで、実際の試合を想定した動きが求められました

ストレングス&コンディショニング部門の役割

このトレーニングでは、ストレングス&コンディショニング(S&C)部門が脈拍を測る役割を担い、選手の体調管理を行いました

投手コーチの山井氏は、「高い心拍数の中でどれだけ投げられるか」を重視し、試合と同様の状況でパフォーマンスを発揮できる力量を高める目的で練習を行ったと語りました

選手の声と今後の展望

練習を終えた選手たちは、この新しい方法について異口同音に感想を述べました

草加選手は「心拍数が上がることでコントロールに影響が出るボールもあった」とコメントし、福田選手は「1軍マウンドに近い状態を作るための練習」と振り返りました

監督の評価と今後の意気込み
井上監督は、このサーキット形式の練習を「面白い」と評価し、特に若手選手に対して春にも同様の練習を取り入れたい意向を示しました

これにより、選手たちはさらなるレベルアップを図っていくことが期待されます

さらに深める心拍数トレーニング

心拍数を意識したトレーニングの導入は、選手たちが試合のプレッシャーに適応しやすくなるだけでなく、より高度な技術と精神力を培う一助となることでしょう

中日の新しい練習法は、実戦を想定したサーキットトレーニングで心拍数を上げることに注力しています。これは、選手のパフォーマンス向上に非常に重要な取り組みであり、今後のシーズンに向けた戦略として注目されるでしょう。新たな練習方法に選手たちがどのように反応するのか、期待が高まります。
キーワード解説

  • サーキットトレーニングとは?選手がさまざまな運動を順番に行うことで、心拍数や体力の向上を図るトレーニング法。
  • 心拍数とは?心拍数は心臓の拍動の回数で、運動中の体の状態を知るための重要な指標です。
  • ストレングス&コンディショニングとは?選手の体力や筋力を計画的に向上させるためのトレーニングや管理を行う専門分野。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。