ポスティングシステムを利用した移籍市場の注目選手たち

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2025年11月6日、米大リーグに関するデータ予測サイト「ファングラフス」が今オフの移籍市場に関する選手ランキングを発表しました

このランキングでは、ポスティングシステムを利用してメジャーリーグに移籍することが確実視されているヤクルト・村上宗隆内野手(25)が、野手部門で8位に位置付けられました

報告によると、村上には7年総額1億5400万ドル(約237億円)の大型契約が予想されています

さらに、同じくポスティングシステムを活用してメジャー移籍を希望する巨人・岡本和真内野手(29)は4年総額7200万ドル(約110億円)、そして西武・今井達也投手(27)は5年総額1億ドル(約154億円)が想定されています

今井選手は現在、西武からポスティングシステムによるメジャー移籍が承認されていないものの、ランキングで20位に入っており、評価は高いものとなっています

ファングラフスは今井選手について、「今年メジャー移籍する選手の中で最も優れた存在」と高く評価しています

その理由としては、防御率1.92という圧倒的な数字を記録していることが挙げられ、近年のNPBにおける打低傾向の中で、突出した成績を上げている背景があります

さらに、今井選手は過去2年間で365三振を奪い、昨季の与四球数は70から今季の45へと大幅に改善されています

被本塁打数もここ2年間で14本に抑えています

ファングラフスによれば、「平均以上の球種を4つ持ちながら、成長の余地も残している」とし、将来性に対する期待も表れています

成績予測システム「ZiPS」では、来季の今井選手の成績として116イニングで128奪三振、51四球、防御率4.32という見込みが立てられています

一方、カブスからフリーエージェントとして市場に出ることが予想されている今永昇太投手(32)は18位に位置し、彼の契約は2年総額4000万ドル(約61億円)が予想されています

今回の移籍市場に関するニュースは、多くの注目を集める選手たちがいることを示しています。特にポスティングシステムを利用することで、国内リーグを離れる選手の割合が増えている点に留意する必要があります。今井選手のように成績が優れている選手が海外での活躍を目指すことは、プロ野球界全体にとってもプラスになるのではないでしょうか。
キーワード解説

  • ポスティングシステムとは? ポスティングシステムは、日本のプロ野球選手がメジャーリーグのチームに移籍するための方法の一つで、選手の権利を譲渡することによって成立します。
  • 防御率とは? 防御率はピッチャーがどれだけ得点を抑えたかを示す指標で、1試合あたりに失点した平均値を表しています。
  • 三振とは? 三振はバッターがボールを打たずにアウトになることを指し、ピッチャーにとっては名刺代わりのような成績です。
  • フリーエージェント(FA)とは? フリーエージェントは、契約期間が終了し、他のチームとの契約交渉が可能な選手のことを言います。

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