オリックス、台湾の新星投手徐若熙と交渉へ。先発陣の強化を目指す

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オリックス・バファローズは、台湾・味全の徐若熙(シュー・ルオシー)投手(25)との交渉を、7日に行う予定であることが明らかになった

徐は日米の複数の球団に注目されている最速158キロの右腕であり、オリックスは本格的に彼の獲得を目指す競争に参加することになる

今シーズン、オリックスは宮城、山下、曽谷といった先発投手陣がコンディション不良に悩まされ、投手陣の揃え方に大きな課題を抱えていた

そのため、彼らは8月末から週に2度のブルペンデーを行い、投手の調整に尽力している

徐のような多様な球種を扱える投手は、オリックスが求める補強ポイントにぴったりであり、特にスプリット、カーブ、スライダーを巧みに使用する点で期待が寄せられている

さらに、徐投手は2023年のオフシーズンにオリックスの秋季キャンプを見学したこともあり、首脳陣が彼の実力を評価する良い機会だった

今年、オリックスは台灣現地へ視察に出向き、徐との接触を試みていた

徐若熙は、2023年10月29日に中華職業棒球大連盟(CPBL)から海外移籍制度(ポスティングシステム)の申請を行っており、6日にはソフトバンクと直接交渉も行った

オリックスは、この実力派投手をめぐる競争が激化する中で、誠意を持って交渉に臨む

徐若熙のプロフィール

名前 徐 若熙(シュー・ルオシー)
生年月日 2000年11月1日
出身地 台湾
身長 1.80メートル
体重 76キロ
投打 右投げ右打ち
プロキャリア 2019年ドラフト1巡目で味全に入団
2023年成績 19試合、5勝7敗、防御率2.05
CPBL通算成績 64試合、16勝18敗、防御率2.42
オリックスが台湾の若手投手徐若熙との交渉を行うことは、チームの先発投手陣を強化する重要なステップである。徐選手が持つ迅速な球速と豊富な球種は、オリックスの投手力向上に大きく貢献する可能性がある。近年、先発陣のコンディション不良が影響しているだけに、徐の獲得は非常に意味のある選択だ。球団が台湾に視察に出向いたことも、彼への真剣な引き合いを示している。
キーワード解説

  • ポスティングシステムとは?チームが選手を海外のリーグへ移籍させる際の制度で、選手の移籍希望が認められると、移籍先のチームが一定の手数料を支払う必要があります。
  • スプリットとは?スプリットフィンガーファストボールとも言い、ボールが落ちるように投げるため、打者にとって打ちにくい投球になります。
  • カーブとは? ボールが曲がるように投球される球種で、打者が予測しづらくなるため、効果的な戦術となります。
  • スライダーとは?スライダーは、ボールが横にスライドするように投げる球種で、打者のタイミングを狂わせることができます。

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