ヤクルト村上宗隆、MLBポスティングシステムで交渉解禁

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日本プロ野球・東京ヤクルトスワローズの内野手、村上宗隆選手(25)が、MLB(メジャーリーグベースボール)のポスティングシステムを通じてメジャーリーグ球団への移籍を希望していることが明らかになった

これは、MLB公式サイトが2025年11月7日(日本時間8日)に伝えたもので、同選手は正式にポスティングされた

ポスティングシステムとは、日本のプロ野球選手がメジャーリーグ球団との契約を希望する場合に使われる制度で、選手の権利を保持したまま他球団への移籍交渉が可能となる仕組みである

交渉はすでに開始されており、期限は米国東部時間の2025年12月22日午後5時(日本時間23日午前7時)までとされている

MLB公式サイトは、村上選手の日本での圧倒的な成績を称えつつ、複数のメジャー球団が興味を示していると予想している

具体的には、ニューヨーク・ヤンキースやメッツ、シアトル・マリナーズ、フィラデルフィア・フィリーズ、サンフランシスコ・ジャイアンツ、ボストン・レッドソックスなどが候補に挙げられた

特にニューヨーク・メッツに関しては、一塁手のピート・アロンソがフリーエージェント(FA)になったことから、村上選手を獲得する意向が強いと言われている

また、マリナーズにおいては一塁手のジョシュ・ネーラーと三塁手のユジニオ・スアレスがFAとなるため、村上選手の獲得が理にかなった選択肢となるだろうと業界内の見方もある

ただし、村上選手の移籍には懸念点も存在する

最近の評価では、彼の三振率の高さと四球率の低さが指摘されている

一名のアメリカンリーグの球団幹部は「彼のパワーは素晴らしいが、スイングにはいくつかの弱点がある」としており、これらの要因が一部球団の獲得意欲を鈍らせる可能性があるとの意見も出ている

村上選手のメジャーリーグ挑戦は、多くのファンにとって注目の話題だ。彼は日本プロ野球で素晴らしい成績を収めており、メジャーリーグでどのように活躍するかが期待される。しかし、彼の三振率や四球率といった課題もあり、獲得をためらう球団があるのは確かだ。これからの交渉過程がどのように進展するか、多くの人が見守っている。
キーワード解説

  • ポスティングシステムとは?:日本のプロ野球選手がメジャーリーグ球団との契約を希望する際に使われる制度で、選手が権利を保持したまま他球団への移籍交渉を行うことができます。
  • フリーエージェント(FA)とは?:選手が契約期間を満了して自由に他の球団と契約できる権利を持つ状態を指します。

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