この判断により、村上選手はMLB全30球団に移籍の可能性が通知され、交渉は米国時間8日午前8時(日本時間午後10時)から12月22日午後5時(同23日午前7時)までの45日間にわたって行われる
MLB公式サイトは「Its official」と宣言し、村上選手の奪い合いが始まったことを伝える記事を掲載
村上選手は過去2年間、主に三塁手としてプレーしてきたが、「大リーグでは一塁手の方が適している」という意見も多く、彼の実力を評価するスカウトからは「確かなパワーがあり、大リーグでも通用するはずだ」との声が上がっている
2022年には56本塁打を記録し、日本人選手としてシーズン最多本塁打の新記録を樹立した
興味を示している球団の一部には、ニューヨーク・ヤンキース、ニューヨーク・メッツ、シアトル・マリナーズ、フィラデルフィア・フィリーズ、サンフランシスコ・ジャイアンツ、ボストン・レッドソックスなどがあり、特にマリナーズは一塁手ネーラーや三塁手スアレスがFA(フリーエージェント)となったため「有力な選択肢」とみなされている
ただし、村上選手の過去3年間のデータには三振率の上昇と四球率の減少が見られ、「これが懸念材料」とされている
アメリカンリーグのある幹部は「三振と四球の数が一部球団をおびえさせるかもしれない
パワーは十分だが、スイングには多くの欠点があるようだ」とのコメントを寄せている
また、村上選手の契約金額にも注目が集まっている
日本人選手の高額契約は主に投手に集中しており、野手では吉田正尚選手の5年9000万ドル、鈴木誠也選手の5年8500万ドルが最高額として紹介されている
今回の村上選手のようなパワーを持つ選手がNPB(日本プロ野球)からMLBに移籍するのは、松井秀喜選手以来20年以上ぶりとなる
村上選手は日本のプロ野球界で魅力的な選手で、彼がMLBへ移籍することは大きな話題となっている。彼の能力やこれからの活躍が期待される一方で、データとしての懸念もある。スポーツの移籍は、多くのファンやメディアに注目されるイベントであり、今後の動向が楽しみだ。
キーワード解説
- ポスティングとは?
- 三振率とは?
- 四球率とは?
- FA(フリーエージェント)とは?

