高知で行われている秋季キャンプの第1クール3日目にあたるこの日は、今キャンプでは2度目となるブルペンでの投球を行った
投球フォームの改善
投球後、厚沢投手コーチから投球時の左足の使い方についての指導を受け、さらに助走をつけての投球練習を繰り返した比嘉コーチや平野兼任コーチのサポートも得ながら、岸田監督もその様子を見守り、時折アドバイスを送る姿が見受けられた
昨シーズンからの出力の低下
岸田監督は、「体を使えていない部分がある」と指摘し、今年の出力が昨年の交流戦で記録した148キロから、現在は140キロ前後に落ちていることを問題視している変化球の扱いは以前よりも向上しているが、スピード面では課題が残っていると考えられる
選手自身の気づき
佐藤選手自身も今回の取り組みを通じ、「左半身が上手く使えていない」と認識した重心の置き方についても新たな気づきを得たようだ
午後には球団トレーナーとの長時間にわたる議論を通じて、身体の使い方についてのレクチャーを受け、さらなる理解を深めた
今後の期待と課題
今シーズン、ウエスタンリーグで10勝を挙げ、最多勝を獲得した佐藤選手は、1軍でも1勝を記録した実績を持つ助走をつけた際には145キロを計測するなど、出力への期待も高まっている
今後、メカニクスの理解を深め、さらなる成長が期待される
佐藤一磨選手が受けた指導内容や、自身の課題を認識する様子は、プロ選手としての成長過程を表している。指導を受けた結果、身体の使い方について新たな発見をしたことは、今後のパフォーマンス向上につながると期待される。
キーワード解説
- 出力とは?出力は、投球のスピードや力強さを示す指標で、投手がどれだけ速くボールを投げられるかを指します。
- メカニクスとは?メカニクスは、体の動かし方や投球動作の流れを指し、効率的な投球を実現するために重要です。

