ソフトバンク上沢直之投手、来季180イニング投球を目指す意気込みを語る

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ソフトバンクホークスの上沢直之投手(31)が、2025年のシーズンに180イニングを投げることを目標にしていることを明らかにしました

上沢は8日、練習後に「180イニングを目標にしたい」と語り、自身の投球回数の向上に強い意欲を示しました

今季は144.2回を投げて規定投球回をクリアしましたが、自己最高記録である170イニングを更新することを誓いました

高いハードル

上沢の目標には厳しい現実が待ち受けています

2025年シーズンにおいて、日本ハムの伊藤投手が両リーグで唯一、180イニングを上回る196.2イニングを記録したからです

最近のプロ野球では先発投手と救援投手が役割を分担する「分業制」が主流となり、多くの先発投手が投球回数を減少させる傾向があります

このため、上沢は「その流れに乗り過ぎないようにしたい」と自身の意志を表明し、先発 pitchers のプライドを守る姿勢を見せています

プレッシャーと責任

上沢が180イニングを達成するためには、1年間ローテーションを守り続けることが必要であり、1試合あたり平均7回以上を投げることが絶対条件です

また、上沢自身も「負担は減らせるようにしたい」と述べ、リリーフ陣への負担を軽減したいとの考えを示しています

今季の成績とタイトルへの挑戦

今季、上沢は自己最多タイの12勝(6敗)、防御率2.74を記録しており、ソフトバンクのリーグ連覇と5年ぶりの日本一に貢献しました

しかし、投手タイトルを獲得することはできませんでした

「どれでもいいので1個取りたい

どれか取れれば(チームに)貢献していると思う」とタイトル獲得に向けた意気込みも明かしました

次のステップ
この日はみずほペイペイドームでトレーニングを行い、今後はファーム施設のタマスタ筑後でキャッチボールを行う予定です

今季で契約満了となる有原投手の去就が不透明であり、ベテランの東浜投手もFA権を行使する見込みです

これにより上沢が最年長投手となれば、より一層大黒柱としての期待が高まります

上沢直之投手の来季目標は180イニングという意欲的なものであり、これには先発投手としてのプライドと責任が込められています。最近のプロ野球界では投球回数が減る傾向がある中で、上沢はその流れに逆らい、自らの役割を全うしたいと考えています。投手としての成績だけでなく、チームに対する貢献をも重視する姿勢が印象的です。
キーワード解説

  • イニングとは?:野球において、イニングは試合の進行を示す単位で、各チームが攻守を交替し、一定のアウトを取るまでの時間を指します。
  • 規定投球回とは?:プロ野球の選手が、シーズン中に一定の回数を投げることで、成績に認定される基準のことをいいます。
  • 防御率とは?:投手が与えた得点を基に算出される指標で、与えた点数を投球イニングで割り、9をかけた数値です。低いほど良い成績とされます。
  • 先発投手とは?:試合の初めから登板し、試合終了まで投げ続けることを目指す投手のことです。

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