この日、小久保監督は、自主トレーニングを開始する前に新卒選手19名に向けて訓示を行い、「スキマ時間、すなわち空いた時間が重要である
差がつくのは、その空いている時間をどれだけ有効に使えるかのみに尽きる」と語りました
プロ野球選手に限らず、時間の使い方は全ての人にとって重要なテーマです
小久保監督は、自身も現役時代から「スキマ時間」を意識し、通算2041安打、413本塁打という超一流選手としての実績を残してきました
「練習の時間は決まっている
その後どう活用するかが重要であり、最近整備されたタマスタ筑後のグラウンドやウエートルームをうまく利用すべきだ」と強調しました
さらに、ドラフト会議で1位指名された村上選手に対しては、「ここで上手くならなければ日本のどこに行っても成長しない」と厳しい言葉を投げかけました
これは、他人と同じ練習メニューをこなしただけではトップ選手にはなれないという意味合いです
この日は、左ひざの手術から復活を目指す周東選手とともに、首脳陣と密にコミュニケーションを取りながら、午前9時35分から午後3時半まで、施設内を隈無く視察しました
小久保監督は、選手たちが時間をフル活用するように働きかけ、今季の筑後訪問を締めくくりました
小久保監督が若手選手に向けた訓示で強調した「スキマ時間」の大切さは、プロ野球に限らず、すべての分野に通じる重要な教訓です。時間の使い方がその人の成長や実績に大きく影響することを再認識させられる内容であると言えます。
キーワード解説
- スキマ時間とは? 空いている時間を指し、これを有効に活用することで新たな可能性や成長を図ることができる。特に、プロ野球選手にとっては日々の練習以外の時間を活かすことで、一流選手へと成長するための重要な要素となる。
- 自主トレーニングとは? 自主的に行うトレーニングのことで、チームの練習日程外の時間を使い、自分自身のスキル向上を目指して行う。特に新入団選手にとっては、プロとしての生活に必要な基礎体力や技術を磨く大事な時期である。
- 通算安打とは? 選手がプロとしてキャリアを通じて打ったヒットの総数を示す指標で、この数が多い選手はキャリアの成功を収めた証となる。小久保監督は2041安打を記録しており、これが彼の実績を裏付けるものとなっている。
- ウエートルームとは? 筋力トレーニングを行うための専用の施設。選手たちはここで筋肉を鍛え、パフォーマンスの向上を目指す。特にプロの競技者にとっては不可欠な訓練場所である。