巨人・阿部監督が紅白戦を視察、守備の改善点を指摘

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◆紅白戦 白組1―3紅組(8日・Gタウン) 巨人の阿部慎之助監督(46)は8日、Gタウンで行われた紅白戦をネット裏3階の部屋から視察し、チームのプレーをじっくり観察した

ベンチに入らず、コーチ陣に采配を委ねる形で、高所から全体を俯瞰する視点でプレーをチェックしたことで、「いろんなところが見えました」とコメントし、結果以上の細かい部分まで目を光らせた

特に注目したのは守備の個々の動きについてだった

監督は「普段見えないところが、上から見ることで全体が見える

はっきり分かりますよね」とし、選手のカバーリングの不足や早いスタートの欠如を指摘した

一方で、けん制球や送球のバックアップについても全員が集中して反応している様子にはまだ隙があったという

今季、巨人はリーグワーストの78失策を記録しており、特に外野手の失策数は19でリーグ最多、57年に並ぶ球団ワースト記録を更新した

これらの失策のうち半分以上の11度が失点につながっている

阿部監督は「外野手もカバーリングや、あと一歩で捕れるところを捕れなかったりする場面が多かったので、そういった点は徹底させなければならない」と強調した

また、この日の紅白戦で一定の改善の兆しが見られたことにも触れた

攻撃面では、巨人が細かい作戦を積極的に試み、「点が入れば、何でも試そうかなという気持ちです」と意気込みを語った

秋季キャンプ中の実戦で、多くの発見があったとし、今後のチームの成長に期待を寄せた

阿部監督の紅白戦視察は、チームの改善点を明確にするための重要な試みでした。守備についての指摘は特に重要で、失策が試合の結果に大きく影響するため、選手たちがその改善にどう取り組んでいくかが今後の課題です。また、攻撃面でも試行錯誤が続いていることは、選手たちが積極的に成長しようとしている証拠です。
キーワード解説

  • 紅白戦とは?:紅白戦は、野球チーム内で行われる練習試合で、選手を「紅組」と「白組」に分けて対戦します。主に選手の戦力を確認する目的で行われます。
  • カバーリングとは?:カバーリングは、守備戦略の一つで、選手が相手の打球に対して適切に位置を移動し、次のプレーに備えることを指します。これにより失点を防ぐことができます。
  • 失策とは?:失策は、守備側のプレーにおいて、エラーやミスがあった際に記録されるもので、得点のチャンスを与えてしまう要因になります。特に重要な指標として扱われます。

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