阪神・ドリス、秋季キャンプで若手選手に熱血指導

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阪神タイガースの元選手であり、2017年にセーブ王に輝いたドリス氏が、異例の“臨時兼任コーチ”として秋季キャンプに参加し、若い選手たちに貴重な知識を提供した

8日にキャンプに合流した彼は、選手たちの成長を助けるために、自らの経験を惜しみなく伝えている

充実したレッスン

ドリス氏は、まずブルペンで選手の木下氏の投球を観察し、通訳を交えながら丁寧に指導を行った

彼が特に重視したのはツーシームの投げ方

ツーシームとは、ボールがリリースされた後に左右に変化する球種で、打者を惑わせる効果がある

その投げ方や握り方について、ドリス氏は「自分よりも変化が大きく、いい球を投げることができる」と優しく語った

弟子入り志願の今朝丸選手

この貴重な機会を逃すまいと、自らドリス氏に弟子入りを志願したのが今朝丸選手である

彼はドリスの得意技であるフォークとスライダーの投げ方を直接学ぶことができ、「ひとつ武器として使える変化球なので、磨いていこうと思う」と意欲を見せた

ドリス氏の思い

ドリス氏は、高知での思い出も多い24年からの選手活動を経て、10日に予定されている「優勝記念パレード」にも参加予定だ

キャンプ期間中は自身の調整もしつつ、若手選手たちの潜在能力を引き上げるために努める

「ファームにいる選手がずっとファームにいる姿は見たくない

1軍で活躍する姿は、彼らにとっても僕にとっても素晴らしいこと」と語るなど、チーム思いの姿勢が感じられる

若手選手たちの成長に期待
ドリス氏の熱血指導により、若手選手たちも新たな投球の感覚をつかむことができた

木下選手は「いい時と悪い時の違いを理解できていなかったが、教えてもらったことでリリース時の工夫が大切だと学んだ」と振り返る

現役選手に指導を受ける貴重な機会を生かして、今後の成長に期待が寄せられる

阪神タイガースのドリス氏が若手選手に直接指導する姿勢は、チーム全体の成長を促す素晴らしい例だと感じます。選手たちが実際にベテランの経験を学ぶ機会は貴重で、彼らの未来への期待感が高まります。
キーワード解説

  • フォークとは?異なる変化を持つ2つのボールを投げる技術で、打者を打ち取るための重要な武器です。
  • ツーシームとは?ボールがリリースされた後、左右に変化する球種のひとつで、主に打者を惑わせるために使われます。
  • セーブ王とは?シーズンの試合において、1試合あたりに最も多くセーブを挙げた投手のことを指します。

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