巨人・桑田真澄2軍監督の退団にOB広岡達朗氏が異議を唱える

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東京読売ジャイアンツ(巨人)は、2024年シーズンに向けて新たなコーチング体制を発表し、秋季キャンプを開始した

しかし、その中で桑田真澄2軍監督が退団したことに対して、重鎮OBである広岡達朗氏(93)が意見を述べた

新体制ではヘッドコーチを置かず、オフェンス、ディフェンス、バッテリーの三部門に各々の統括コーチを配置する方法に切り替えられたが、広岡氏は「桑田をヘッドコーチにすべきだった」と訴えた

桑田氏の退団は10月28日に突然発表され、翌日に新しいコーチングスタッフが発表された

特に、横浜DeNAを退団した石井琢朗氏が2軍監督に就任することも発表された

桑田氏は2021年に現場復帰し、投手チーフコーチやファーム総監督を経て2024年から2軍監督を務めており、今季はイースタンリーグでの優勝も成し遂げた実績がある

一方で、退団理由について桑田氏は「1軍が優勝できなかったことの責任」を挙げており、フロント入りの打診も断ったとの報道がある

さらに、退団の背後には阿部慎之助監督との「野球観の違い」があるとも言われている

広岡氏は、「巨人の問題は教えることのできるコーチが不足していることで、桑田は大学院での学びや選手に寄り添う姿勢を持つ数少ない指導者であった」と強調した

加えて、「桑田をヘッドコーチにすべきだった」との意見も発信し、球団フロントへの不満を示した

新体制では、1軍から3軍までヘッドコーチや総合コーチを置かず、オフェンス、ディフェンス、バッテリーそれぞれにチーフコーチが配置されることになった

具体的には、オフェンスチーフコーチに橋上秀樹氏、ディフェンス同コーチに川相昌弘氏、バッテリー同コーチに村田善則氏、投手コーチに杉内俊哉氏が就任する

桑田真澄2軍監督の退団は巨人にとって大きな転換点です。広岡達朗氏が指摘するように、桑田監督は優秀な指導者であり、彼の中にある知識や経験は今後のチームにとって失われるものとなります。また、ヘッドコーチが不在の新体制が果たして成功するのかどうかが注目されます。
キーワード解説

  • 退団とは?ある人や物が所属する組織や集団を離れることを指し、例えばスポーツチームの選手やコーチがその職を辞することを言います。
  • コーチングとは?スポーツチームや選手の能力を引き出すために、技術や戦術を教える指導行為のことを指し、選手のパフォーマンス向上に寄与します。
  • ヘッドコーチとは?チームの指導者の中でもトップの役割を果たし、全体の戦略やチーム運営を担う重要なポジションです。

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