巨人の未来を担う若手・浦田俊輔の成長に期待、吉川尚輝の復帰時期は不透明

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 巨人は9日、秋季キャンプ第3クールを終了し、阿部慎之助監督(45)が来季の内野陣についての期待と不安を語った

主力選手の吉川尚輝選手は、10月下旬に両股関節の手術を受け、現在リハビリ中

この手術は非常に重要で、股関節の動きが鈍くなることでパフォーマンスに大きく影響を与える可能性がある

阿部監督は吉川の復帰について「現状では、ハッキリとしたことは言えないから(開幕に)いないものと思って考えないと」と慎重な姿勢を崩さなかった

 また、主砲の岡本選手はポスティングシステムを利用してメジャー移籍を希望しており、今後の去就が不透明のため、内野の配置が流動的な状況にある

遊撃には泉口選手が控えているものの、吉川や岡本の状況によっては来季の内野全体が組織的に整理されないという不安が残る

 そんな中、昨秋のドラフトで2位指名を受けた浦田俊輔内野手(23)は、自己アピールを続けており、吉川の代役として最終戦まで出場を果たしている

浦田選手は開幕一軍メンバーに名を連ねたが、5月中旬までの成績は11打席で1安打という厳しいものであった

次第に二軍生活を送っていたが、吉川の負傷を受けて再昇格し、3試合連続でマルチ安打を記録するなど、急成長を見せつけた

 今季の経験を活かし、浦田選手はキャンプ中に「二塁守備」をテーマに掲げ、特訓を行っている

特にバックトスと呼ばれる技術の習得に力を入れており、吉川選手からも指導を受けているという

バックトスとは、投球の際に腕を振ってボールを後方に送る技術で、選手のフィールド全体での動きのクオリティ向上に寄与する

 浦田選手の俊足と小技を活かしたプレイは、阿部監督が目指す得点パターンの再構築にとって重要な要素となりそうだ

「バントにしろエンドランにしろ、一発で決めてこそ価値がある」と話す阿部監督の下、若返りを図る巨人の新たな戦術が求められる

この記事から、巨人の若手選手が中心になる未来が感じられます。特に浦田選手の成長によって、チームの新たな戦術や得点パターンが生まれるのか注目です。吉川選手の復帰時期が不透明な中で、若い力がチームをどう変えていくのか、期待が高まります。
キーワード解説

  • ポスティングシステムとは?選手が自らの移籍を希望し、球団にその意向を伝える方式で、メジャーリーグへの移籍手段として広く利用されています。
  • 股関節とは?人間の骨格の中で下半身と上半身をつなぐ重要な関節で、歩行や走行の動きの基本となります。
  • バックトスとは?野球における投球の際の技術で、投球動作の一環として用いられることがあり、正確な送球を実現するために必要な動作です。

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