西武・今井達也投手、ポスティングシステムを利用してメジャー移籍目指す
埼玉西武ライオンズは10日、今井達也投手がポスティングシステムを利用したメジャーリーグ移籍を目指すことを発表したこの決定により、球団は今季2人目のメジャー挑戦者を出すことになる
ポスティングシステムとは、日本のプロ野球選手が海外のメジャーリーグに移籍する際に用いる仕組みであり、選手が移籍する際には、まず日本の球団がその選手の移籍を認める必要がある
今井投手は、2016年にドラフト1位で作新学院高校から西武に入団
2015年にはプロ初登板し、その後2018年には5勝を挙げるなど、順調に成長を遂げた
特に2023年からは3年連続で2桁勝利を達成し、2024年には最多奪三振のタイトルにも輝いた
今年のシーズンでは24試合に登板し、10勝5敗、防御率1.92、178奪三振という素晴らしい成績を残している
NPB(日本プロ野球)での通算成績は159試合で58勝45敗、防御率3.15、907奪三振というものであり、27歳という年齢に加え、急成長を遂げていることから、メジャーリーグでの争奪戦が予想されている
球団本部長の広池浩司氏は、「今がそのときだと判断して、MLB挑戦を認めることにしました
本人の『アメリカで野球をしたい』という一貫した強い意志を受け止め、球団としてその思いを尊重する形を取りました
もちろん今井が抜ける影響はありますが、若手の成長や編成面で戦力を整えていくつもりです」と、今井選手の希望を尊重する姿勢を示した
今井選手は球団を通じて、「自分の要望を受け入れていただいたことに感謝しています
話し合いを重ねてきた中で、多くのことを考慮しながら、長い時間をかけて判断してくださったことに感謝しています
これまで毎年リーグ優勝や日本一を目指してプレーしてきましたが、その思いはチームが変わっても変わりません
勝利にこだわり、チームの力になれるよう全力で投げていきます」と、意気込みをファンに伝えた
今井投手のポスティング申請が受理されると、メジャーリーグ機構(MLB)から全30球団に契約可能選手として通知され、45日間の交渉期間が始まる
契約が成立すれば、契約金や年俸の総額に応じて西武への譲渡金が発生する
今井投手のメジャーリーグへの挑戦は、彼自身の意志を尊重する形で進められたことが印象的です。日本プロ野球において数少ない才能あふれる選手が新たなチャレンジに向けて踏み出すことで、今後の活躍が期待されます。また、球団としても若手選手の成長が重要であることを強調しており、未来のチーム編成にも注目が集まります。
キーワード解説
- ポスティングシステムとは?
- 奪三振とは?
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