10日にしずおか報知の取材に応じ、自身の成長や充実したシーズンを振り返った
入団からの成長
松本選手は今季、代打として途中起用される形で29試合に出場したシーズン初期は「打席で手も足も出ない状態」で苦しむも、後半にはじわじわと慣れてきたと語った
「凡退でも打球の質が向上した」とその実感を表し、特に10月のフェニックス・リーグではスタメン起用される機会が増え、入団後初となる本塁打も記録した
指導体制の変化
加入時には基本的な技術指導が多かったが、現在はより細かなアドバイスが増えている特に「スイングを強くしろ」という先輩からの教えが、より具体的な技術に進化したことに松本選手は喜んでいる
プロ生活の実態
松本選手は、プロ環境での時間管理の重要さを強調した例えば、シーズン中は試合前後に先輩と共に練習を行い、常に野球と向き合う時間が増えたという
高校時代には「ティー打撃を100本する」といった調整をしていたが、プロでは「一球に集中する」がむしゃらな取り組み方が必要だと感じている
体作りと食事管理
体重は1月のキャンプで77キロから83キロまで増加し、筋トレや食事の見直しを行った近隣のバイキング形式の朝食を取り入れ、母の作った作り置きのおかずで栄養補給をしている
来季の目標
松本選手の来季の目標は「スタメンで出続けること」だまだ数字を意識していないが、試合に出ることで12球団へのアピールにつながると信じている
地元球団でプレーすることからファンからの温かい声援も受け、「高校時代から応援してくれている方々のために頑張りたい」と力強く語った
松本選手は今シーズン、プロとしての成長を実感しながら多くの経験を積んできた。高校時代との明確な違いや、試合への取り組み方の変化が彼の中で大きな弾みとなった。地元応援の期待を背負い、来季に向けた意気込みも伺える。彼の活躍が楽しみだ。
キーワード解説
- ウエスタン・リーグとは?プロ野球の二軍体系を代表するリーグで、若手選手が多く出場する場です。
- フェニックス・リーグとは?秋に行われるプロ野球の育成目的のリーグで、主に若手選手が参加して成長を図ります。
- ティー打撃とは?バッティング練習の一環で、バットを使ってボールを打つ練習方法。実践的なスイングを磨くために行われます。

