11日から始まった新人合同自主トレは、17日で第2クールを終了
このクールでは、屋外での打撃練習がメニューに加えられ、即戦力の呼び声が高い渡部が柵越えを連発し、大学日本代表の4番としての存在感を示した
渡部は7日の入寮以降の打撃練習について、「冬場なので数を打って、感覚をシーズン中に戻すという感じです
寮の環境が整っているので、自主練習中から朝練習して、夜も練習してと、本当にバットを握れる機会、練習する機会が多いので、どんどん自分が成長していっているのを感じています」とコメントしている
充実したライオンズの練習環境に感謝の意を表している
さらに、今後についても「近い目標、シーズンの始まりの目標としては、開幕スタメンを取るということ
まずこの期間は自分の体と相談しながら、ケガなく自分を徐々にレベルアップしていけるようやっていきたい
未知のステージなんですけど、自分の力をどこまで試せるのかというのを、どんどんチャレンジしていきたい」と堂々と語っている
もちろんチームとしても、即戦力ルーキーの突き上げは大歓迎だ
昨季は攻撃陣が軒並み低迷し、リーグワーストの成績がズラリと並んだが、西口監督も「大いにチャンスはある」と話しており、渡部が新たな風を吹き込み、今季加入した新外国人選手のセデーニョ、ネビンとともにチームを活性化させてくれる起爆剤となる可能性は十分にある
渡部は、走・攻・守のすべてがそろった逸材とされているが、プレー以外の部分でも評価が高まっている
連日、新人合同自主トレの指導役を務める岡田雅利育成兼人材開発担当(35)は、「基本的に新人選手にはまず社会人としてのあいさつを徹底するように指導しています
でも、彼(渡部)はすでにその習慣が身についています
人と話をする時も目を真っすぐ見て話をし、人間性が備わっている選手は成長も早い」と、その人間性を高く評価している
渡部には誰に言われるまでもなく、人間性も含めた「四拍子」がそろっている
果たして彼が西武の救世主となることができるのか、その成長に今後も注目が集まる
渡部聖弥選手のニュースは、コンサバティブな西武ライオンズに新しい風をもたらす可能性がある興味深い内容です。チームの将来を担う若手選手として、彼の成長を見守りたいと思います。
キーワード解説
- 即戦力とは?:即戦力は、プロチームがその選手を即座に試合に起用できる能力を持っていることを示します。
- 打撃練習とは?:打撃練習は、選手がバットを使ってボールを打つ練習で、打撃力を高めるために重要です。
- 人間性とは?:人間性は、個人の性格や倫理観、人との関わり方を表す言葉で、チーム活動において重要な要素です。